カテゴリ:娯楽(映画) > 作品レビュー

BiSH、クリープハイプ、藤井風らのMVやドキュメンタリーを手がけた映像作家・エリザベス宮地が、次なる「被写体」として求めたのは、俳優・東出昌大。 だが、東出昌大の生活を追うことは、そんじょそこらの俳優のそれとは大きく様相が異なる。 都会を離れた東出昌大は、銃を ...

銀世界に広がる、慟哭。大海原を渡る、和太鼓のリズム。夜明けを告げる、ハミング。三島有紀子監督の最新作『一月の声に歓びを刻め』では、胸に響く音声が心を揺さぶる。三島監督自身が経験した事件を背景に、自主映画からスタートさせたという『一月の声に歓びを刻め』は、 ...

井筒和幸監督『ヒーローショー』(10)『黄金を抱いて翔べ』(12)、岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)、武正晴監督『ホテルローヤル』(20)…… 数々の名作の助監督として現場を踏んできた映画人・齊藤勇起が、満を持して世に放つ初監督作品は、自身のオリジナ ...

岸本景子監督の『家族の肖像』は、大阪発の映画だ。 大阪市・西淀川区では、『家族の肖像』に関わる地元・映画サポートチーム【西淀川映画プロジェクト】が発足。 『家族の肖像』は、2022年【みてアート(御幣島芸術祭)】で区民ホールを満員にし、大阪・十三のシアターセブン ...

絵画作品を動画で観ることは、果たして意義ある鑑賞法といえるのだろうか? 「ある」と、声を大にして言いたい。 名画は自分の眼で観るに越したことはないであろうが、至近距離で思う存分(それこそ嘗めるように)鑑賞できる機会など皆無に等しい。 精密な図録を眺めることは ...

映画とは、総合芸術である。「総合」芸術と称されるからには、五感あらゆる感覚を駆使して知覚するべきなのだろうが、映像作品は感覚すべてを総動員すべき素材なのかと問われれば、それは否と言わざるを得ない。すべての動画作品に内包する要素は、鑑賞者にただ二つの知覚を ...

グリーフ(grief)意:深い悲しみ、悲痛、悲しみのもと「グリーフケア」とは、深い悲しみの渦中にいる人への支援を表す。恐らく世間一般での認識と同じように、「悲しみを抱える遺族へのサポート」の意味で捉えていた。だが、映画『グリーフケアの時代に ~あなたはひとりじゃ ...

フィンセント・ファン・ゴッホ。 「ひまわり」「星月夜」など、代表作が誰の脳裏にもくっきりと浮かぶ、言わずと知れたポスト印象派の天才画家だ。 だが、ゴッホの絵画でいちばん有名な作品は、実は自画像なのではないかと思う。 絵画において肖像画の歴史は古いが、自画像 ...

新型コロナウイルスの出現で私たちの生活は一変し、世界的なパンデミックは人々の人生観を変えた。 大袈裟ではなく、2020年から2023に亘るコロナ禍を経験した私たちは、心の在り様が変化した。 当たり前に有ると思っていたものが消え去るのを、目の当たりにした。 否応な ...

現代アートの語る上で、「ファウンド・オブジェ」という概念は外すことが出来ない。 哲学的な考察や社会批評要素が含まれる芸術を「コンセプチュアル・アート」と呼ぶが、多かれ少なかれ何らかのコンセプトを内包する現代アートにおいて、ファウンド・オブジェによって構成さ ...

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