「掖済(えきさい)」という言葉を認知する人は、それほど多くないはずだ。 なにせ、辞書を紐解いても「掖済」という言葉は見つからない。 「掖」は腋(わき)に手を添えることを表し、「済」は救い助けることを表す。 すなわち、「掖済」とは傍に寄り添い助けることを意味する ...
カテゴリ:娯楽(映画) > 作品レビュー
【ブラジル映画祭2024】3月16日(土)よりミッドランドスクエアシネマで開催
3月8日から東京・渋谷ユーロスペースで開催中の【ブラジル映画祭2024】が、3月16日(土)から名古屋のミッドランドスクエアシネマで開催。 【ブラジル映画祭 in 名古屋 2024】は、駐日ブラジル大使館、ギマランイス・ホーザ文化院、制作会社「Linhas Produções Culturais」と ...
『52ヘルツのクジラたち』成島出監督 横山和宏プロデューサー 舞台挨拶/【松岡ひとみのシネマコネクションVOL.56】@ミッドランドスクエアシネマ(2024.3.10)
映画パーソナリティー松岡ひとみさんとミッドランドシネマで送る「だいたい月イチ」の名物企画、【松岡ひとみのシネマコネクション】。 2024年3月10日(日)ミッドランドスクエアシネマ(名古屋市中村区名駅4丁目7-1 ミッドランドスクエア5F)では【VOL.56】が開催された。 上映 ...
視えない誰かが世界を回す/『映画の朝ごはん』レビュー
映画『映画の朝ごはん』が、3月2日(土)シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1F)で封切となった。 タイトルを聞けば、撮影現場の食事の実情に迫るドキュメンタリー映画かと思いきや、そんなミニマムな話では終わらない。 撮影時のみならず、人間にとって必要不 ...
魂の本質が試される/ブリランテ・メンドーサ監督『FEAST -狂宴-』レビュー
フィリピン映画「第3黄金期」を牽引する鬼才ブリランテ・メンドーサ監督。 『キナタイ─マニラ・アンダーグラウンド─』(2009年)で第62回の監督賞を、『ローサは密告された』(2016年)で第69回の主演女優賞を獲得するなどカンヌ国際映画祭に愛されるメンドーサ監督は、『グラ ...
映画『ゴールド・ボーイ』金子修介監督 松井玲奈(東静 役) 星乃あんな(上間夏月 役)舞台挨拶レポート@ミッドランドスクエアシネマ(2024.2.26)
2024年3月8日(金)公開の映画『ゴールド・ボーイ』は、平成『ガメラ』三部作、『リンキング・ラブ』(2017年)など、世代を超えて映画ファンを魅了し続ける名匠・金子修介監督の最新作。 『ゴールド・ボーイ』は、総再生数20億回というアジア最高峰ドラマ「迷雾剧场 隐秘的角落 ...
『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』湊寛監督 吉岡史幸プロデューサー オッサンタイガー(リモート)舞台挨拶@シネマスコーレ(2024.2.24)
北海道、根室市。 北方領土を臨む最果ての街・根室に、アマチュアプロレス団体がある。 その名も、「新根室プロレス」。 アマチュアなのか、プロなのか? そもそも「旧」根室プロレスは存在したのか? 数々の疑問を置き去りにしつつも、創設者・サムソン宮本(本業:玩具店) ...
「自分本位で生きる」とは?/『WILL』東出昌大 エリザベス宮地監督 公開記念舞台挨拶レポート@センチュリーシネマ(2024.2.18)
BiSH、クリープハイプ、藤井風らのMVやドキュメンタリーを手がけた映像作家・エリザベス宮地が、次なる「被写体」として求めたのは、俳優・東出昌大。 だが、東出昌大の生活を追うことは、そんじょそこらの俳優のそれとは大きく様相が異なる。 都会を離れた東出昌大は、銃を ...
『一月の声に歓びを刻め』三島有紀子監督 舞台挨拶レポート@センチュリーシネマ(2024.2.12)
銀世界に広がる、慟哭。大海原を渡る、和太鼓のリズム。夜明けを告げる、ハミング。三島有紀子監督の最新作『一月の声に歓びを刻め』では、胸に響く音声が心を揺さぶる。三島監督自身が経験した事件を背景に、自主映画からスタートさせたという『一月の声に歓びを刻め』は、 ...
『罪と悪』舞台挨拶レポート/齊藤勇起監督 石田卓也(朝倉朔 役)@ミッドランドスクエアシネマ(2024.2.10)
井筒和幸監督『ヒーローショー』(10)『黄金を抱いて翔べ』(12)、岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)、武正晴監督『ホテルローヤル』(20)…… 数々の名作の助監督として現場を踏んできた映画人・齊藤勇起が、満を持して世に放つ初監督作品は、自身のオリジナ ...