カテゴリ:娯楽(映画) > 作品レビュー

『私たちのハァハァ』(15)『アイスと雨音』(18)『君が君で君だ』(18)『#ハンド全力』(20)と、作品ごとに進化が止まらない松居大悟監督。待望の新作は、『くれなずめ』。元々『くれなずめ』は、松居監督が主宰し、全演目の作、演出を手掛ける「劇団ゴジゲン」で2017年に公演 ...

時間に支配されている私たちは、変化を繰り返す事象を認知することしか叶わない。例えば、絶えず音程を変え続ける鳥の声を気に入った一瞬だけ鼓膜に残すことは出来ないし、優美に宙を舞う蝶の翅の色を刹那で切り取って網膜に焼きつけることは出来ない。絵画という表現方法を ...

中国とインドに隣接する南アジアの国家、ブータン王国。龍王であるジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュクを元首とする立憲君主制国家で、総人口697,000人のうち8割がチベット系民族であり、文化、宗教ともにチベットと密接に関係している。「ブータン」はサンスクリット語で ...

2014年、ニューシネマワークショップ(NCW)で『わたしはアーティスト』という短編映画がうまれた。『わたしはアーティスト』は、【2015年SKIPシティ国際Dシネマ映画祭】短編部門でグランプリを、【ぴあフィルムフェスティバル】で審査員特別賞を受賞。メガホンを取った籔下 ...

新型コロナウイルス(COVID-19)……格差問題……差別……偏見……対立……様々な困難に今まさに直面している現在、だからこそ観るべき映画が2月26日(金)よりロードショー公開となる。トム・フィッツジェラルド監督『ステージ・マザー』である。『世界にひとつのプレイブック ...

パレスチナとは、ご存じの通り地中海東岸のシャーム(歴史的シリア)地方にある地域を指す。地名の由来は、紀元前13世紀頃に栄えたとされるペリシテ文明から取ったとする説が有力だという。そして、パレスチナ問題とは、一般的にはパレスチナにおけるユダヤ人とパレスチナ人に ...

前作『ごっこ』(2018年)も記憶に新しい、名古屋出身の熊澤尚人監督。最新作『おもいで写眞』は、衝撃作だった『ごっこ』から一転、『ニライカナイからの手紙』(2005年)を思い起こさせるようなハートウォーミング作品だ。『おもいで写眞』ストーリー東京でメイクアップアーテ ...

【カナザワ映画祭2019】「期待の新人監督」部門で観客賞を獲得した『みぽりん』は、映画ファンに衝撃を与えた。『みぽりん』はメガホンを取った松本大樹監督にとって初の長編映画で、劇場公開されるや大盛況となり、コロナ(COVID-19)禍による緊急事態宣言を経て尚も各地で盛 ...

溝口健二、黒澤明と並び、日本映画界の最高峰と称される、小津安二郎監督。国際的にも評価が高く、代表作『東京物語』(1951年)は2012年に英国映画協会『Sight&Sound』映画監督が選ぶ映画ランキングで第1位に輝いている。だが、実は小津安二郎監督作品、海外での評価は同時代 ...

中国から、チベットの今を写す映画が届いた。雄大な自然を繊細な映像美で描きつつ、伝統的な信仰と現代社会の軋轢に翻弄される家族の物語。『羊飼いと風船』は、地球規模で人々の分断と邂逅が叫ばれる現代に相応しい、時代性と普遍性を併せもつ骨太な人間ドラマだ。『羊飼 ...

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