いとう菜のは氏からメールをもらったのは、暦が神無月から霜月に変わろうかという時期だった。
いとうさんは、『笑門来福』(監督:酒井麻衣/2014年/30分)『函館珈琲』(監督:西尾孔志/2016年/90分)や、数々のラジオドラマの脚本・原案を手掛けている、名古屋在住のシナリオライター。
彼女のメールは、12月2日(土)シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町)で封切となる【映画監督 外山文治短編作品集】への取材要請であった。
外山文治(そとやま ぶんじ)監督といえば、以前『燦燦 ―さんさん―』(監督・脚本・原案:外山文治/2013年/81分)の舞台挨拶を取材したことがある。
舞台挨拶では、主演の吉行和子さんが「私は、こういう物語を、こういうことを書ける監督を待ってた」と脚本を絶賛し、出演のオファーを受けられたとのエピソードが印象的だった。
『燦燦』は、吉行和子、山本學、宝田明という日本映画界を代表する重鎮をメインに据えた、若手監督らしからぬキャスティングが素晴らしかった。
それだけでも称賛に値するというのに、シナリオがとにかく秀逸だった。
メインキャストは、実に生き生きと……伸び伸びと、物語の中で息衝いていた。
出演者たちは、銀幕で大いに、泣き、笑い……まさに「世代を超えた青春映画」という唯一無二の世界がそこにはあった。
いとうさんに快諾のメールを返すと、数日後には外山監督への取材が実現した。
監督とは、実に4年ぶりの再会であった。
小説家志望だったんです
Q. そもそも、お二人はどういう知り合いなんですか?
いとう菜のは そもそもの出会いが、群馬県の中之条で開催している【伊参スタジオ映画祭】で、彼は歴代受賞者、私は応募者として参加を……確か、2010年だったと思います。私は大賞ではなく審査員奨励賞か何かだったんですけど、受賞監督さん達と馬が合うというか、それで繋がりが出来た輪の中に。私は皆さんより一世代離れてる感じなので、何か皆息子みたいな感じで心配を(笑)。ナーバスになってる時とか「大丈夫かな」って、そういうお母さん的な立ち位置で、見守ってきているような感じですかね。
外山文治監督 見守られてる感じですかね(笑)。
Q. 監督は元々伊参スタジオ映画祭の常連だったということは、そもそもは脚本家志望だったんですか?
外山監督 そもそもは、小説家志望だったんです。19歳くらいから始めた助監督を、23歳くらいで辞めるんですね。助監督という仕事が向いてなかったというのもあるんですけど、どこかで脚本家さんへの嫉妬が芽生えていたんです。助監督の先輩方の道を自分も出来るようになりたいという気持ちよりも、「脚本家って良いな」って思ったんです。23歳で助監督を辞めて、脚本を書き出したんです。
Q. 初めて書いた脚本のことを教えてください。
外山監督 小説家になりたかったんですけど、高校時代に映画を撮り出して、「映画って面白いな」と思ったんです。映画だったら、小説家になりたい夢も同時に叶うかなと思って、監督を目指そうと日本映画学校に通ったんです。そこで書いたのが初めての脚本になります。ひと夏……夏休みを使って書いた課題が、がっつりと脚本と向かい合った最初ですね。
Q. 今まさに夢を叶えてるんですね?
外山監督 叶ってるのかな(笑)?
いとう 叶ってるでしょ(笑)!でも、満足はしてないってことですよね、自分の中では?
外山監督 そうですね。でも、確かに『燦燦』の時に、夢は叶ったなとは思いました。後は、夢の質を上げていこう、と。
いとう 夢って、叶った瞬間は夢を失う瞬間でもあると思うんですよ。だから、『燦燦』から新しい夢の基準値を自分で上げていく作業をしない限りは、そこで終わりになってしまうから……また常に自分の目指すものを見つけていかないと……。
Q. 『燦燦』は、まさにそういう映画でしたよね?
外山監督 そうですね!
いとう そうだ、そうだ……「毎日がスタート」!
外山監督 今更になって励まされるというか……突きつけられますね(笑)。「夢が叶わなかった人生って、意味あるのかな?」って思ってたんですよ。高校の進路指導から「映画監督になりたいです!」って言ってる訳で。そんな「叶わない夢って、意味があるのかな?」っていう問いの回答があって、それを新作の『わさび』というもので描いたんですよね。やっぱり夢を追いかけるというスタイルというのは、叶う叶わないは別にして、ちょっと付き纏うものなのかなとは思います。
いとう 「夢を叶えた人だけが勝ちなのか?」って言ったら、世の中のほとんどの人は誰も叶えてない、精々叶える途中みたいなところで日々生きている訳で。「それはダメなの?」って言ったら全然ダメじゃなくて……その素晴らしさですよね。『わさび』は、それを芳根京子さんが本当に素敵に演じていて。私のように名古屋なんかにいると凄く良く分かるんだけど、「東京に行った人だけが成功した人か?」みたいな。地方にいて一生懸命生きてる人は、諦めてここにいる人間なのかって言ったら、そうじゃない訳じゃないですか。皆この街で、もっと過疎の町も色々あるけど、それぞれの場所で人生を持ってる。その美しさみたいなものを芳根さんが凄く演じていて、その素晴らしさが詰まってる作品です。
長編映画と、短編映画
Q. 監督にとって、長編作品と短編作品は、撮るスタンスとして別物ですか?
外山監督 基本は、同じです。短編を撮ってると、「長編を撮れば良いのに」って言われたりします。皆さんの中での優劣というか、価値基準の違いをとっても感じるんですけど……それは、自分にとってあまり当てはまらないです。例えば、小説家が凄い長編を書いた後に、「短編小説を2つくらい挟みたい」って発言をされてても、誰も何も言わないですよね。ただ、映画監督が「次、短編を撮ります」って言うと、「仕事が失くなったのかしら?」「都落ちしたのかしら?」みたいな風潮で捉えられるんですけど……物語を創るっていうのは、長編だから素晴らしいってことでもなく、短編だから劣っているってことでもない、そう思います。一方で、長編は最初から最後までビジネスとして成り立っているものなので、10人中8人くらいの人には満足してもらわないといけないんです……採算が取れないですから。そういう意味では、より窓口を広げる訳で、自分の色みたいなものは薄くなっていきますね。
Q. 最大公約数というか……
外山監督 そうです。短編を撮る時のスタンスとしては、10人中1~2人に刺されば良いという想いで撮ってるので、そういった意味では違う。取り組み方は違うけど、価値は同じ、そんな感じですね。
Q. 今回の短編特集は、監督にとっては短編小説集というか、アンソロジーというか、そんな感じですか?
外山監督 そうですね!自分の色が、濃ゆいですよね。『燦燦』はコメディだったんですけど、今回は皆泣いてるんですよね。『燦燦』って好きな世界なんですよ、僕の。元々コメディ物が好きだし。でも、どっかで気付いてて……自分は、お笑いの方よりも、人を泣かせる、共感を呼ぶ、胸を締め付けられる作品が得意なのが分かってるんですよね。
いとう 笑わせるって、難しいですよね。
外山監督 そうなんですよ。なので、得意、不得意でいうと、得意なフィールドを思う存分やらせてもらった感じです。
Q. アンソロジーを読んでると、順番に凄い拘りを感じます。今回の短編特集についても、監督としてはそんな拘りがあったんじゃないですか?
外山監督 ありますね。この作品とこの作品の間は、長く置こう……3秒にしようとか、7秒にしようとか……それは拘りました。各作品の画面サイズも違いますし。それに、上映の順番……『此の岸のこと』、『わさび』、『春なれや』、これがベストだと思ってるんですよ。東京での上映の時なんですけど、『春なれや』が終わった時、エンドロールで歌が流れるんです。Coccoさんが歌ってくれているんですけど、自分の作品で歌を使ったのは初めてなんです。それは、短編『春なれや』のためのエンドロールだったんですけど、どうもお客様としては、3作品全部観終わった後の総括として、楽曲が流れてると感じてられてるようで。僕の作品って、非常に疲れるんですよね。観終わった後に、皆ペットボトルの水を消費する率が高いというか……1本観るごとに、深呼吸してる、みたいな。全部観終わった労いじゃないですけど(笑)、そういう役割も果たしてて。だから、順番は非常に拘ってますね。
『此の岸のこと』について
いとう 観たのは2011年の伊参(スタジオ映画祭)でしたか……カメラが素晴らしいと思いました。とにかく、画が綺麗で。誰が撮ったんだろう?と思っていたら、「僕が撮ったんだよ!」っておじさんが話しかけてきて……それが、上野(彰吾)さんだったんです。私もいつか、上野さんに作品を撮ってもらいたい……人生の目標になったその願いは、『函館珈琲』で叶ったんですよね。『此の岸のこと』を観た時は、親も元気で介護の必要も感じられなかった頃だったんですけど、人間って必ず動いていく訳で、いつか通る道で……全ての人に共通して締め付けられる何かがある作品だったんですよ。経験してないのに、何故か痛いほど分かる!っていう。それは、社会不安だったりするかもしれないし、色んな想いは観る人それぞれにあると思うんだけど、自分の物語として……介護してる当事者も、経験の全くない若い人も、凄く考えさせられる作品だと思います。
外山監督 三部作の中で、一番強烈なんですよ。それこそ、芳根京子さん(『わさび』)や村上虹郎くん(『春なれや』)のファンが観て、ビックリしてるんです。新しい映像体験だと思って観てもらえれば、嬉しいですね。ちょっとセンセーショナルなんですが、いたずらに激しくした訳ではなくて……普通の日常を描いてたら、現代ではそんな道も選択肢として出てきてしまうんだってことでしか無いんです。いまだに思いますけど、『此の岸のこと』は自分の作家性……自分そのものだなって思います。何の言葉も飾らずに撮った訳で。ただ、そうは言っても、お客さんによって完成してるんですよ。お客さんがあの夫婦を見て、想像力を働かせてくださるので。
いとう 海外でも色んな賞を獲ったりしてるんですけど、国が違っても受け入れられる、人間そのものが持つ何かがあるんでしょうね。
外山監督 日本では「社会派」「時代に切りこんだ」って言われるんですけど、海外だと完全にラブストーリーなんですよね。29歳の時に撮ったんですけど、カメラマンの上野さんに自分も出会って、本当に2人で始めた作品なんです。
いとう 役者さんは、さいたまゴールド・シアター?
外山監督 そうです。
いとう 【さいたまゴールド・シアター】っていう、蜷川幸雄さんが主宰の55歳以上の人限定の劇団があるんです。オーディションだったんですか?
外山監督 そうですね。写真を見て「この人に会ってみたい」という、決め射ちでしたね。やっぱり、有名な人が演っちゃうと駄目なんですよ、生活者の臭(にお)いがしないから。名も無い人の方が、この作品には相応しいと思ったんです。皆さん、自分の姿であったり、自分の親の姿と重ねてくれるので。あれを超える作品は、撮れないかもしれない……そんな不安は、ずっとあったんですよね。でも、三部作を観てもらうと、「『此の岸のこと』が一番良い」って方もいれば、他の作品が良いって言う方もいて、少し安心してます。
『此の岸のこと』
出演:
遠山陽一(さいたまゴールド・シアター所属)
百元夏繪(さいたまゴールド・シアター所属)
製作・監督・脚本:外山文治
撮影:上野彰吾
照明:渡辺厚人 録音:宋 普瑞
音楽:松本あすか 編集:阿部史嗣
2010年/30分
©外山文治
『わさび』について
いとう 『わさび』は、ロケ地が……
外山監督 飛騨高山ですね。お隣、岐阜県のロケです。叶わない以前に、夢を追っかけられない人もいるんですよ。映画って、キラキラした人しか描かないから、「本当に美しいって、何なんだろう?」ってことをやってみたくて、『わさび』を書いたんですよね。芳根京子さんは、やっぱり素晴らしいです。朝ドラだったり、全国300館くらいの作品のヒロインですけど、ファンの方は『わさび』が良いって言ってくれる人も沢山います。彼女の凄さが分かる作品だと思いますね。現場で「怖い才能」って思いました(笑)。
Q. 怖い?
外山監督 怖かったですね……めっちゃくちゃ上手いんですよ、リハーサルから実は気付いてたんですけど。オーディション荒らしだって言われてたみたいですね、当時から。オーディションにあの子がいると、他の事務所の人たちが諦めるっていう……インターネットの噂は知ってて。一方で、自分も『燦燦』で吉行和子さんみたいな日本を代表する女優さんとガッツリ向かい合ってたんで、「どんな人が来るんだろう?」「勝負したいな」と思ってたんですけど……「凄いの来たな」って(笑)。想像を遥かに超える芝居をするし、当時18歳で全力で方向性を間違える時があるんですよ。ただ、それがあまりにも美しいから、「OK!」って言いたくなるんです。
Q. 不正解なのに、点数をあげたくなっちゃう……みたいな?
外山監督 そうです、そうです。何でもOKになっちゃうから、演出力が試されるというか……上手く自分が誘導できたら、絶対いい作品になるし、そうじゃなかったら、自分のせいで良くない作品になるっていう。ここまで監督が試されることって無いなと思いましたね。
Q. 言葉通り、direction……方向性ですね。
外山監督 そう、方向性ですよね。演技指導の時は、脚本の話を深めたっていうのはありますけど……道案内してるだけですよね。凄く貴重な経験でした。その後すぐ、芳根さんは『べっぴんさん』が決まりましたけど、皆「そりゃ、決まるよね」って言ってましたね(笑)。
『わさび』
出演:
芳根京子
杉本凌士 中田裕一 藤澤志帆 松角洋平 後藤和歌奈
下條アトム 富田靖子
製作・監督・脚本:外山文治
音楽プロデューサー:亀井登志夫・亀井知永子 音楽:朝岡さやか
撮影:池田直矢 照明:疋田淳 録音:宋晋瑞
美術:寺尾淳 ヘアメイク・衣裳:平林純子
特殊メイク指導:北落香奈子 編集:加藤ひとみ
音響効果:勝亦さくら スチール:大柳玲於 助監督:大塚玲未
制作担当:上原三由樹 応援プロデューサー:江川智
協力:飛騨市・高山市 飛騨高山『わさび』の会 ALFABETTI INC
HD / シネマスコープ / 30min
©外山文治2016
『春なれや』について
外山監督 単純に、「吉行和子さんともう一回仕事がしたい」「吉行さんを撮りたい」ってことで生まれた企画ですね。どういう話が良いだろうと考えて、桜のお花見をしてもらいたいなぁって思ったんですね。自分の得意技で挑む訳ですから……『此の岸のこと』から繋がってくるんですけど、ただ朗らかな作品だけだと、自分の作品ではないんですよね。どこかで光と影があって……お花見といっても、そこには影を落とすものがあって、それを踏まえて希望に辿りつきたい、と。せっかく吉行和子さんという日本を代表する女優さんですから、これからの役者と、これからのスタッフで挑みたいと思って、カメラマンも初めて年下の方を使いましたし、キャストは(村上)虹郎くんと篠原篤くんという今後の日本映画を支えるであろう人たちにお願いしました。「世代間コラボ」をやったって感じですね。『春なれや』が、一番ポエトリックというか……詩ですね。ポエムです。でも、この前の舞台挨拶で虹郎くんは「台詞が残酷だ」って言ってました。「凄く優しい顔して、残酷なことを言わせますよね」って(笑)。
いとう え、そうかな?どの台詞だろう……?
外山監督 例えばですけど、軽く「来年もまた来れば良いじゃないですか」って言ったり。『春なれや』は、永遠があるか、無いか、の話なんですよね。「永遠なんて無い」って言ってしまえば凄く簡単なんですけど、肯定して肯定して……そんな映画なんです。柔らかいもので包んだにも拘らず、突き刺さる……そういうことで、「残酷だ」って彼は言ったんだと思います。残忍なんでしょうかね……残忍な奴なんでしょうね(笑)。
『春なれや』
出演:
吉行和子
村上虹郎 篠原篤 石崎なつみ 辻井彰太
主題歌:「Time」Cocco
製作・脚本・監督:外山文治
プロデューサー:山本晃久 アソシエイト・プロデューサー:岩間舞
スーパーバイジング・プロデューサー:亀井知永子
撮影:岩永洋 録音:山本タカアキ 衣裳:岡澤喜子 メイク:清水惇子 助監督:石井将
編集:加藤ひとみ 音響効果:勝亦さくら VFX:浅野亜弥 スチール:moco
制作担当:甲斐恵美理 制作進行:松井亜也子
音楽:亀井登志夫 ピアノ・音楽:朝岡さやか
協力:熊本県菊池市 キクチノ和 ALFABETTI INC. 「春なれや」サポーターの皆様
制作:C&Iエンタテインメント
製作:外山文治
HD / 20min
©外山文治2016
短編映画は「足跡」
Q. そんな残忍な監督から、名古屋のお客様へ一言お願いします。
外山監督 (笑)。短編映画は観たことが無い方も当然いらっしゃると思いますが、充分楽しんでもらえるはずですし、「長編映画こそ映画だ」と思っておられる方にも、きっと満足していただけると思っています。お目当ての作品と違う作品を気に入って帰られるお客さんも沢山いらっしゃいますし、とにかく楽しんでほしいと思います。撮影地の飛騨高山の方にも、ぜひ来ていただきたいです。東京では、おかげさまでユーロスペース(東京都渋谷区円山町)で記録を作らせていただきまして……観客動員が、2週間レイトショー歴代1位だとか。それは、短編映画としての快挙だろうと思うんです。
いとう 口コミで、観た人からの広がりが凄く大きかったんですよね。
外山監督 「芳根さんのファンだ」「虹郎くんのファンで」……入り口は何でも良いんです。3作品全部オリジナルストーリーでやってますし、楽しんでいただきたいと思います。シネマスコーレで上映できるというのも、感慨深いんですよね。世代間の価値観の交流って大事なので、若い方にも観てほしいんです。
Q. 最後の質問です。これからも、短編映画を撮り続けられますか?
外山監督 撮ろうと思います。今回、名古屋に来るバスの中で、脚本が仕上がりましたし(笑)。短編って、デビューへの足掛かりとか、自分の名刺代わりとか、プロデューサーが青田買いするための市場だったりとか、そんな感じなんですけど……自分は、作品だと思ってるんですよね。短編を作るってことは、自分の足跡を残していく作業なんですよ。長編よりも確りとした足型が残る気がしているので、作り続けるべきものと思っています。しかも、記録を作っちゃいましたしね……簡単には作れないじゃないですか。今後も、確りとした「足跡」を作っていこうと思います。
ラブストーリーであり、社会派映画である、衝撃の無言劇『此の岸のこと』
「夢」というテーマに、若き天才女優が全力で立ち向かう『わさび』
非情と希望が、世代を超えたキャスト陣の間でスパークする『春なれや』
三者三様、短編映画ならではの、作家性が漲る「外山文治的アンソロジー」を、是非とも劇場で。
映画の幕間にある黒味(くろみ:真っ黒な画面)にまで拘った作品は、映画館でしか味わえない魔力を持つものだ――。
【映画監督 外山文治短編作品集】
2017年12月2日(土)~1週間限定 名古屋 シネマスコーレにて上映
2017年12月23日(土)~1週間限定 大阪 第七藝術劇場にて上映
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