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2017年11月5日(日)三連休最終日の夜、Flying Doctor企画ライブ『仙人マスターと肉なしカレー』に行ってきました。
会場は、ライブハウス【Lima】(知多市新舞子)。

2年ぶりの企画ライブだそうで、

「2年前は、お客様が4人だったこともあるんです!」

とMCを挟むメンバーは、どの顔も感慨深げに客席を見詰めていました。

この夜、補助椅子まで埋まるほど、客席は満員のオーディエンスで溢れかえっていたのです。

ライブのタイトルにあるように、Limaの名物はまるで仙人のような優しいマスター。
要予約でしたが特製の肉なしカレーが600円(大盛りは800円)で振る舞われ、ライブ前に、ライブ中に、観客は思い思いに舌鼓を打ったのでした。

セットリストと共に、ライブをレポートさせていただきます。

1st.ステージ


1.タイプライター

2.トリッチトラッチポルカ
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フライングドクターお馴染みのオープニングナンバー。
この2曲で、ライブ初参加のオーディエンスは初っ端から度肝を抜かれるのです!

3.ユブネの蓋の下のマーチ

4.ウィリアム3.5

疾走感が堪りません。
心の中で、メロディに「パカラン!パカラン!パカランランラン!」と馬の蹄の音を当ててるのは、筆者だけではないはず(笑)。

5.ケディバシュカン
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カレーともう一つ、客席、そしてステージを優しく包みこむ、豊かな薫りがありました。
今回のライブでは、自家焙煎コーヒー専門店【ケディバシュカン】(常滑市青海町)のお二人が出張、スペシャリティグレードのコーヒーと、スコーン等の焼菓子を販売していました。
この曲は、素敵な香で会場を満たしてくれたケディバシュカンの2人の為の選曲なのです。

6.白鳥の湖

まだフライングドクターが方向性を模索していた頃、高円寺のライブハウス【円盤】で
「ポップでクラシカル」
と紹介され、4人が「これだ!」と思ったことから、以降「ポップ・クラシック・カルテット」はフライングドクターの代名詞になったそう。
まさに『白鳥の湖』のアレンジは、「これぞポップ・クラシック!」です。

7.くせのうた

こちらのカバー曲、ライブでは初めて聴きました。
オリジナルは言わずと知れた星野源さんですが、正直yuipuさんのボーカルの方が好みです。

8.王様のレストラン

9.エミリーサマーちゃん
鍵盤ハーモニカの魅力の一つは、「聴衆が演奏者の指使いを見られる」ことだと思います。
指と音から、どのメンバーがどのメロディを奏でているのかを突き止められたなら、Flying Doctorを鑑賞する楽しみが2倍にも4倍にもなることでしょう。
自分のような音楽の素人は、CHIKKYさんが弾くバス鍵盤ハーモニカの音色を追うことが多いです。

10.陽だまりの雪だるま

11.ドラクエメドレー
10月28日、中京テレビ制作の深夜番組『オードリーさん、ぜひ会って欲しい人がいるんです!』に出演して、大変話題なったフライングドクター。
『ドラクエメドレー』は出演時に演奏したナンバーですが、今回は更にレベルアップしたバージョンでした。
SE等が凝りに凝って再現され、特に“階段”の効果音は場内爆笑。戦闘中の呪文や特殊攻撃のSEに感心し、しかもファミコン時代に悩まされた“バグ”まで演出していました!

12..でこぼこエンジン

なんと、今夜は2ステージ!
インターミッションも、珈琲の薫りで穏やかに過ぎていきました。

2nd.ステージ


マスターとコラボ
  1.暇人
  2.Fly me to the moon
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2年ぶりとは思えないほど息の合った、Limaの仙人マスターとのコラボ。
マスターは、『暇人』(『Imagine』の超訳カバー)ではアコースティックギターを弾き語りで、『Fly me to the moon』ではコンガを担当し、観客だけでなくフライングドクターの4人をも魅了していました。

3.シャボンダマ

寂しさをちょっぴり、優しさをほんのり、そして大きな愛をいっぱい感じられる、ボーカル曲。
思い出の中へ誘うような、chi-chanさんの揺蕩(たゆた)うギターの調べが堪りません。

4.少年時代
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5.朝の風景

Flying DoctorがYouTubeに開設している公式チャンネル【fd STUdiO29】(スタジオにく)の、先月アップしたばかりの動画で演奏した曲。
あまりにも楽器の持ち換えが激しく「本当に演ってるの?」と問われた為、何としてもライブで披露したかったんだとか。
本当に(本当に!)凄まじいスイッチングは正にフライングドクターの真骨頂なので、是非ともライブで観て、聴いてください。

6.浮足帰りみず

7.Fox dreamed of becoming Falcor
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unoiyoさんにご注目。Flying Doctorの新たなる楽器(また増えたのか!)、アコーディオンです。
新しい“玩具”を手にしたなら、使いたくなるのは当然ですものね(笑)。

8.プルガトリウム
フィナーレは、これまたお馴染み『プルガトリウム』。
客席からの手拍子が序盤から起こる、この夜のステージに相応しい大盛り上がりの一曲になりました。

演奏が終わっても鳴りやまない拍手が手拍子となり、メンバーは休む間もなくアンコールとなりました。

u.c① 真田丸

イントロのヴァイオリンから、客席より歓声が上がりました。
なんでも、ケディバシュカンのお二人が好きな曲なんだとか。

u.c② ハワイへ行こう

オーラスは、知多のリゾート・ビーチ新舞子にピッタリの、季節を問わず盛り上がれるこの歌。
間奏のソロパートが終わる頃、観客は既に手拍子の準備を始めていたりします。

途中に休憩を挟んだ2部構成、2時間に亘るステージは、大盛り上がりのまま更けていったのでした。

今後のFlying Doctor


そんな盛り上がったステージで、一つ残念なお知らせがありました。
YouTubeのFlying Doctor公式チャンネル【fd STUdiO29】では、毎月29日を「肉の日」と称して新規動画の更新日としていましたが、今後は不定期更新になるとのインフォメーションがあったのです。
落胆する客席でしたが、時を分かたずそれは朗報だと知ることになりました。
フライングドクターは新アルバムの制作に取り掛かるのだそうで、そちらに専念する為の不定期更新だそうで。
楽しみにして待ちたいと思います。
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そして、こちらは純粋に朗報、Flying Doctorは今後も精力的にライブを行うそう。

11月11日(土)カフェ あらたると(名古屋市千種区)にて、『季節外れのお華見会』に出演。
出演はフライングドクター、O.A:ISAMU、ゲスト:ポチ。

そして、12月2日(土)はアーク栄サロンホール(名古屋市中区)にて、『フライングドクター クリスマスコンサート』が開催されます。
子ども向けの「午前の部」と、大人向けの「午後の部」の2部構成という、クリスマスシーズンに相応しい大きなステージです。

詳しいスケジュール、お問い合わせは是非『Flying Doctor official website』へ。

秋も冬も、Flying Doctorは熱い想いで飛び回るのです。