2026年7月25(土)、レジェンド女優・由美かおるの48年ぶり映画復帰作として、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12アートビル1F)で熱狂的な幕開けを飾った

映画『小春日和 ~Indian Summer~』

※よろしければ、こちらも※
お祭り騒ぎとなった初日を経て、翌7月26(日)の劇場には、作品の「ぬくもり」を共に作り上げたより濃密な作り手が集結した。

IMG_20260726_134612
この日、満席の観客の前に登壇したのは以下の7名。

楠部知子
本作の企画・製作・プロデュース、出演(蘭役)の四役をこなす現役精神科医。
自身も多発性骨髄腫と闘う中で、「せっかく癌になったのだから」と、自らの生きた証として本作を立ち上げた。

水村美咲
主演(小春役)。
楠部の事務所の後輩であり、共同プロデューサーとしても本作を支え、自らパンフレットの作成も手掛けた。

山岡孝平
小春の弟・宙役。
20年以上のキャリアを持つダウン症の和太鼓奏者であり、劇中でも「作りもの」ではない感性で瑞々しい演技を見せる。

あっぱれ北村
小春の恋人(ツヨシ)役。
水村とのデートシーンでの「手の温もり」と、直後に明かされた「アルコール消毒」にまつわる爆笑秘話を披露した。

三好香
八百屋の女将役。
関西で40年以上活動するベテラン俳優であり、撮影時の苦労話を軽妙なトークで語った。

福井由美子
出演に加え、アシスタントプロデューサー、さらには衣装スタッフも兼任。
病院シーンでの怒涛の舞台裏を明かした。

松本動 監督
楠部の情熱に応え、当初の短編企画を119分の重厚な人間ドラマへと昇華させた。

IMG_20260726_134741
絶望を反転させる「キャンサーズ」の原動力

本作の原点は、楠部知子ががん治療中の女優仲間と共に結成したユニット「キャンサーズ」の活動にある。
「癌になったから人生終わりではなく、何かできないか」
楠部のこの驚異的なポジティブさが、当初20分程度の短編を予定していた企画を、119分の長編ドラマへと押し上げた。

主演の水村美咲は、10年来の知人である楠部から「せっかく癌になったから映画を作りたい」と誘われた際、「そんな言葉、聞いたことがない」と衝撃を受けたという。
この「執念」こそが、単なる闘病記を超えた、観る者の背中を押すエンターテインメントを生み出したのである。

【動画公開】「よしよし」が起こした奇跡と、爆笑の撮影秘話



上記の動画には、登壇者たちが明かした「笑いと涙」の全貌が収められている。

必見なのは、宙役・山岡孝平のエピソード。
プロの俳優には出せない彼の「純粋な感性」が現場をいかに癒やし、主演の水村美咲とのアドリブシーンでいかに「奇跡的なリアリティ」を生んだか。
「よしよし」と声を合わせる観客は、そのとき物語と一体になった。

また、恋人役・あっぱれ北村が暴露した「手を握られた瞬間の勘違い」と、その直後に水村が取った「あまりに切ない行動」に、劇場は爆発的な笑いに包まれた。
重いテーマを扱いながらも、こうした軽妙な掛け合いが生まれるのは、作り手たちが「癌と共存する日常」を肯定的に捉えているからに他ならない。

さらに、三好香が語る「重すぎた大根」の裏話や、福井由美子が衣装担当として病院シーンで繰り広げた「怒涛の着替え戦記」など、動画を視聴することで作品の細部に宿る「愛」をより深く理解できるはずだ。

IMG_20260726_134525
インディーズの聖地で全日舞台挨拶という熱量

名古屋の上映拠点であるシネマスコーレでは、8月7(金)まで2週間、連日日替わりでゲストが登壇する舞台挨拶が敢行される。

これは「スクリーンさえ破らなければ何をしてもいい」という自由な「校風」を持つ同館ならではの、観客と作り手が直接響き合う贅沢な「対話」である。
名古屋特有の熱い映画愛に支えられたこの熱狂を、ぜひ劇場で体感してほしい。

727から731
81から87

暗闇で「小春日和」を探す旅へ

「病気になったから人生が終わるのではない」
楠部知子が命をかけて届けるメッセージは、劇中に登場する大阪のソウルフード「551の豚まん」のように、温かく、そして力強く心に染み渡る。

登壇者たちの「生の声」に触れたなら、あなたも名古屋シネマスコーレの暗闇へ、自分だけの「小春日和」を見つけに走りたくなるはずだ――。

IMG_20260726_134932
IMG_20260726_135032
IMG_20260726_135125

映画『小春日和~Indian Summer~』

7/25(土)シネマスコーレ
他、順次全国ロードショー


企画・製作・プロデュース:楠部知子
脚本・監督:松本動
共同プロデュース:水村美咲
アシスタントプロデューサー:福井由美子
音楽プロデュース:渡邊崇
助監督:鬼村悠希 | 制作担当:佃光
撮影:安田光 | 照明:落合芳次 | サウンドデザイン:西岡正巳 | 監督助手:山中太郎 | 演技事務:森野くるみ 藤元優希
主題歌:由美かおる「とまり木」
特別協力:医療法人徳洲会 松原徳洲会病院551HORAI シネマプランナーズ イサオビル 株式会社Made-Born-Japan
協賛:鮓小桜 MAEDA REAL ESTATE 吉田シンイチ 安藤孝志
後援:一般社団法人 大阪府医師会 一般社団法人 大阪府女医会 認定NPO法人 キャンサーネットジャパン 公益財団法人 日本骨髄バンク 特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会 公益財団法人 大阪観光局
宣伝:とこしえ | 関西宣伝:松井寛子 | 配給:フリック

2026年 | 日本映画 | カラー | シネマスコープ | ステレオ | 119分

公式HPkoharubiyori-movie.com