2026年7月4日(土)・5日(日)の2日間、名古屋で開催された
【おいしい映画祭プラス2026】
7月5日、ミッドランドスクエアシネマ2会場の最後を飾るクロージング作品として、
ドラマ『ザ・タクシー飯店』(テレビ東京系)
が上映された。
上映後のトークセッションには、主演の渋川清彦、片桐健滋監督、そしてサプライズで脚本の横幕智裕が登壇。
「食」と「エンタメ」の融合を掲げる映画祭のフィナーレにふさわしい、熱気とユーモアに満ちた時間となった。

5周年を迎え「プラス」と銘打たれた今年は、音楽ライブやマルシェ、ワークショップなどを融合させた「夏フェス」的な進化を遂げ、東別院テラスホールとの2会場同時開催を実現した。
『ザ・タクシー飯店』はテレビドラマシリーズだが、招待作品として選出されたのには理由がある。
一つは、プロデューサーの松岡ひとみが渋川清彦に「高崎映画祭」で直接出演を依頼した際、渋川自身が
「『ザ・タクシー飯店』で名古屋に行きたい」
と熱望したから。
そしてもう一つは、本作が映画監督である片桐健滋によって演出され、映画さながらの緻密なライティングや音響設計、さらには窓の外の景色に至るまで「映画的クオリティ」を追求して製作されているからである。
主人公のモノローグだけでなく、客や店主と「よく喋る」のが本作の特徴だ。
猥雑な店内で交わされる絶妙な会話劇は、観客をいつの間にかスクリーンの中の円卓へと引き込んでいく。
劇中の調理シーンや注文を受ける姿は、エキストラではなく、その店の店主本人が担当している。
「役者には演じられない笑顔」が切り取られた映像は、もはやドキュメンタリーに近い説得力を放つ。
また、撮影のしやすさを考慮しつつ、懐かしさを演出するために古いグロリアバンを新しく塗装した専用タクシーなど、細部のディテールが作品に独特の気品と哀愁を与えている。
上記の動画には、登壇した3人が明かした、作品の「味」を支える濃密な裏話が収められている。
名古屋に到着以来、片桐監督と横幕氏が「3食連続で中華をハシゴしている」という驚きのエピソードや、監督が「大作よりもこの作品が好き」と断言するほど深く愛着を持っている理由など、会場を沸かせたトークが満載だ。
また、サプライズ登壇した横幕氏は、劇中のキャラクター一人ひとりに対し、出身地やタクシードライバーになった経緯までを網羅した詳細な「履歴書」を作成してから脚本を書き上げたと語っている。
渋川の誕生日を祝う「もう一つのサプライズ」もあり、作品そのままの「仲の良さ」が伝わる動画を視聴すれば、誰もが帰りに「町中華」へと走りたくなるはずだ。

『ザ・タクシー飯店』が映画祭の最後を飾ったことで、観客は劇場の暗闇で得た「おいしそう」という感覚を、そのまま名古屋の街へと持ち帰ることになった。
「コツコツと続きを作りたい」と語る片桐監督と、映画を愛し続ける渋川清彦の想いが交錯したこの時間は、5周年の映画祭を締めくくる最高のご馳走となった――。
【おいしい映画祭プラス2026】
7月5日、ミッドランドスクエアシネマ2会場の最後を飾るクロージング作品として、
ドラマ『ザ・タクシー飯店』(テレビ東京系)
が上映された。
上映後のトークセッションには、主演の渋川清彦、片桐健滋監督、そしてサプライズで脚本の横幕智裕が登壇。
「食」と「エンタメ」の融合を掲げる映画祭のフィナーレにふさわしい、熱気とユーモアに満ちた時間となった。

なぜ映画祭で「ドラマ」?
2022年にスタートした「おいしい映画祭」は、コロナ禍で制限を受けたクリエイターの支援と、劇中の食を通じた「愛情」や「繋がり」を伝えることを目的としている。5周年を迎え「プラス」と銘打たれた今年は、音楽ライブやマルシェ、ワークショップなどを融合させた「夏フェス」的な進化を遂げ、東別院テラスホールとの2会場同時開催を実現した。
『ザ・タクシー飯店』はテレビドラマシリーズだが、招待作品として選出されたのには理由がある。
一つは、プロデューサーの松岡ひとみが渋川清彦に「高崎映画祭」で直接出演を依頼した際、渋川自身が
「『ザ・タクシー飯店』で名古屋に行きたい」
と熱望したから。
そしてもう一つは、本作が映画監督である片桐健滋によって演出され、映画さながらの緻密なライティングや音響設計、さらには窓の外の景色に至るまで「映画的クオリティ」を追求して製作されているからである。
油と哀愁、そして「本物」の匂い
本作は、町中華をこよなく愛するタクシードライバー・八巻孝太郎(渋川清彦)が、乗客との一期一会の交流を経て、実在する町中華の名店で一皿を堪能する姿を描く。主人公のモノローグだけでなく、客や店主と「よく喋る」のが本作の特徴だ。
猥雑な店内で交わされる絶妙な会話劇は、観客をいつの間にかスクリーンの中の円卓へと引き込んでいく。
劇中の調理シーンや注文を受ける姿は、エキストラではなく、その店の店主本人が担当している。
「役者には演じられない笑顔」が切り取られた映像は、もはやドキュメンタリーに近い説得力を放つ。
また、撮影のしやすさを考慮しつつ、懐かしさを演出するために古いグロリアバンを新しく塗装した専用タクシーなど、細部のディテールが作品に独特の気品と哀愁を与えている。
【動画公開】「3食連続中華」の執念と、脚本家が明かす履歴書
上記の動画には、登壇した3人が明かした、作品の「味」を支える濃密な裏話が収められている。
名古屋に到着以来、片桐監督と横幕氏が「3食連続で中華をハシゴしている」という驚きのエピソードや、監督が「大作よりもこの作品が好き」と断言するほど深く愛着を持っている理由など、会場を沸かせたトークが満載だ。
また、サプライズ登壇した横幕氏は、劇中のキャラクター一人ひとりに対し、出身地やタクシードライバーになった経緯までを網羅した詳細な「履歴書」を作成してから脚本を書き上げたと語っている。
渋川の誕生日を祝う「もう一つのサプライズ」もあり、作品そのままの「仲の良さ」が伝わる動画を視聴すれば、誰もが帰りに「町中華」へと走りたくなるはずだ。

スクリーンの余韻は、街の暖簾の向こうへ
映画館という同じ空間で感情を共有し、その余韻を食で味わう。『ザ・タクシー飯店』が映画祭の最後を飾ったことで、観客は劇場の暗闇で得た「おいしそう」という感覚を、そのまま名古屋の街へと持ち帰ることになった。
「コツコツと続きを作りたい」と語る片桐監督と、映画を愛し続ける渋川清彦の想いが交錯したこの時間は、5周年の映画祭を締めくくる最高のご馳走となった――。
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