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2026年4月11日(土)、牡丹祭り開催中の徳川園(名古屋市東区徳川町1001)ガーデンホールにて

「弦楽四重奏でめぐる四季」

コンサートが開催された。

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出演は、

バイオリニストでありながら、作曲・編曲も手掛ける岩田ゆいこ(Vn)
産後復帰を果たした、素晴らしい低音を奏でる加藤夕貴(Vc)
バイオリンからヴィオラに持ち替えて参加した三宅由真(Va)
そして、リーダーの安保有美(Vn)

リーダー自らが
「爆烈美女カルテット」
と命名した、愛知県立芸術大学出身の精鋭たちだ。

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『アイネ クライネ ナハトムジーク』
(モーツァルト)

幕開けを飾ったのは、弦楽四重奏の代名詞ともいえる名曲だ。
軽快で華やかな旋律が、徳川光友ゆかりの歴史ある空間を一気に春の陽光で満たした。

『ひばり』第1楽章
(ハイドン)

「弦楽四重奏の父」と呼ばれるハイドンの緻密な構成美が光る一曲。
精緻な描線を描くようなアンサンブルは、新古典主義の絵画を思わせる気品に満ちていた。

『G線上のアリア』
(バッハ)

天上の音色が場内に降り注ぐような、極めて静謐なひとときをもたらした。
低音から高音までが重なり合う豊かな響きは、聴衆の心を深い安らぎへと誘った。

『花のワルツ』
(チャイコフスキー)

優雅なバレエ音楽の旋律が、新緑鮮やかな園の風景と共鳴した。
園内に咲き乱れる牡丹と相まって、4人が紡ぐ音色によって会場には大輪の花が咲き誇ったかのようであった。

『カノン』
(パッヘルベル)

同じ旋律を全てのパートで繋いでいく「カノン(Canon)形式」による演奏。
安保が語る「幸せが続いていきますように」という願いが、重なり合う音の層から温かく伝わってきた。

『瑠璃色の地球』
(松田聖子/アンコール)

1986年の名曲に、現代の世界情勢への平和の祈りを込めた。
不安定な日々のなか、目に見えない「内側の大切なもの」への感謝を呼び起こす、感動的なフィナーレとなった。



「爆烈」なトークと地元への愛

MCでは、安保有美による「2万人のオーディエンス」への感謝を語るお馴染みの爆笑トークが炸裂し、会場はアリーナ席を中心に歓声と拍手が渦巻いた。
安保は自身の22年に及ぶ音楽人生において、リーマンショックやコロナ禍に「不要不急」とされた窮地を振り返りつつ、こうして大好きな徳川園で演奏できる喜びを「夢が叶った気持ち」と表現した。

また、名古屋市内で生まれ育った安保は、「名古屋の素敵な場所を音楽を通じて広めたい」という強い想いも吐露した。
演奏者が曲を理解し、美しい旋律を再現するその技量は、聴衆を一曲ごとに時空を超えた幸せな旅へと連れ出した。

「爆烈美女カルテット」が表現するのは、単に演者たちの華やかな技量だけではない。
奏でる音と紡ぎ出すアンサンブルが私たちに呼び起こすのは、胸の奥に映し出される豊かな心象風景だ。

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徳川園の深緑のなかで放たれた「本物」の音楽は、訪れた人々の心に明日への活力を灯した――。

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