2026年1月24日(土)、名古屋のシネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1F)にて初日を迎えた
映画『ゴールド』
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舞台挨拶に訪れた知多良監督、小畑みなみ(主演:佐藤ミキ役)さん、野本梢プロデューサーにインタビューを取ることが出来た。

野本プロデューサーは当初一スタッフとして関わっていたが、知多監督から渡された脚本を読み、そのラストシーンに深く心を打たれて共同プロデューサーを引き受けた。
知多監督は、自身がかつて従事していた清掃員としての実体験を物語に落とし込む際、ステレオタイプな「悪人」を描かないことに腐心した。
ハラスメントを行う側も一人の人間であり、逆に被害者とされる側にも加害性が潜んでいるという人間心理のグラデーションを、自身の労働経験から掬い上げたのである。

知多監督は、強気なミキに怯えるIT系の東山(椋田涼)を
「編集で見ていて笑ってしまう」
ほどのお気に入りとして挙げた。
野本プロデューサーは、ミキの同僚である吉田(新井秀幸)を、嫌な奴だがその立場なりの筋を通して生きている
「現実にいそうな人物」
として注目すべきキャラクターに選んだ。
長編映画初主演を務めた小畑みなみさんは、これまで知多監督の多くの短編でミューズを担ってきたが、今回はかつてない緊張感とプレッシャーの中でミキという人物を歩んだ。
特に、自身が経験したことのない正社員としての職場環境を理解するため、監督と相談を重ねて役作りに励んだという。
共演のサトウヒロキさんとは10年来の付き合いがあり、その安心感が劇中の空気感にも反映されているという。

劇中で掲示板が登場する居酒屋「一期一会」は実在する店舗だが、再開発の影響で今月(2026年1月)に閉店することが明かされた。
小畑は「映画の中では生き続ける」とその思い入れを語った。
また、グッナイ小形やKsayakaといったミュージシャンの起用についても、その言葉の力や存在感そのものを映画の一部として取り込んでいる。
タイトルの『ゴールド』に込められた意味は、監督の個人的な経験に深く根ざしている。
人生を、単なる「かわいそうなバッドエンド」として片付けたくないという強い思いが、この映画の根底にある。
終わりがどうあれ、その人生が輝いた瞬間があればそれは「ゴールド」であり、物質的な価値ではないプライスレスな自己研鑽の姿を肯定したいという祈りが込められている。

「自分も加害する側になるかもしれないという怖さを持ちながら制作した。観客にも違う視点で感情を動かしてほしい」
と語った。
小畑さんは
「ラストシーンを観ると、いつも自分の大事なものが何であるかが見えてくる。目に見えるうちに近いものを大事にしてほしい」
と締めくくった。
シネマスコーレでは1月30日(金)まで連日、監督やキャストらによる舞台挨拶が予定されている。
ゴミのような現実の中に潜む「黄金色の麦酒」のような輝く瞬間を、ぜひ劇場の闇の中で体験してほしい――。
映画『ゴールド』
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舞台挨拶に訪れた知多良監督、小畑みなみ(主演:佐藤ミキ役)さん、野本梢プロデューサーにインタビューを取ることが出来た。

録音スタッフから始まった共同プロデュース
本作の原点は、2020年に高円寺の路上で監督とミュージシャンのグッナイ小形が意気投合して制作したMV「きみは、ぼくの東京だった」にある。野本プロデューサーは当初一スタッフとして関わっていたが、知多監督から渡された脚本を読み、そのラストシーンに深く心を打たれて共同プロデューサーを引き受けた。
知多監督は、自身がかつて従事していた清掃員としての実体験を物語に落とし込む際、ステレオタイプな「悪人」を描かないことに腐心した。
ハラスメントを行う側も一人の人間であり、逆に被害者とされる側にも加害性が潜んでいるという人間心理のグラデーションを、自身の労働経験から掬い上げたのである。

キャラクターへの愛着と現場のリアリティ
それぞれ「推しキャラ」を挙げる場面では、作品の多面的な魅力が浮き彫りになった。知多監督は、強気なミキに怯えるIT系の東山(椋田涼)を
「編集で見ていて笑ってしまう」
ほどのお気に入りとして挙げた。
野本プロデューサーは、ミキの同僚である吉田(新井秀幸)を、嫌な奴だがその立場なりの筋を通して生きている
「現実にいそうな人物」
として注目すべきキャラクターに選んだ。
長編映画初主演を務めた小畑みなみさんは、これまで知多監督の多くの短編でミューズを担ってきたが、今回はかつてない緊張感とプレッシャーの中でミキという人物を歩んだ。
特に、自身が経験したことのない正社員としての職場環境を理解するため、監督と相談を重ねて役作りに励んだという。
共演のサトウヒロキさんとは10年来の付き合いがあり、その安心感が劇中の空気感にも反映されているという。

高円寺という磁場と「ゴールド」の真意
映画の舞台となった高円寺は、制作陣にとって欠かせない要素だ。劇中で掲示板が登場する居酒屋「一期一会」は実在する店舗だが、再開発の影響で今月(2026年1月)に閉店することが明かされた。
小畑は「映画の中では生き続ける」とその思い入れを語った。
また、グッナイ小形やKsayakaといったミュージシャンの起用についても、その言葉の力や存在感そのものを映画の一部として取り込んでいる。
タイトルの『ゴールド』に込められた意味は、監督の個人的な経験に深く根ざしている。
人生を、単なる「かわいそうなバッドエンド」として片付けたくないという強い思いが、この映画の根底にある。
終わりがどうあれ、その人生が輝いた瞬間があればそれは「ゴールド」であり、物質的な価値ではないプライスレスな自己研鑽の姿を肯定したいという祈りが込められている。

観客へ届ける「目に見える大事なもの」
野本プロデューサーは「自分も加害する側になるかもしれないという怖さを持ちながら制作した。観客にも違う視点で感情を動かしてほしい」
と語った。
小畑さんは
「ラストシーンを観ると、いつも自分の大事なものが何であるかが見えてくる。目に見えるうちに近いものを大事にしてほしい」
と締めくくった。
シネマスコーレでは1月30日(金)まで連日、監督やキャストらによる舞台挨拶が予定されている。
ゴミのような現実の中に潜む「黄金色の麦酒」のような輝く瞬間を、ぜひ劇場の闇の中で体験してほしい――。
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