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2026年1月18日(日)、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1F)にて

映画『ブラックホールに願いを!』

舞台挨拶が開催された。

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本編上映後に登壇したのは、ダブル主演を務めた米澤成美(主演:伊勢田みゆき役)、吉見茉莉奈(吉住あおい役)、星能豊(本郷 役)。

若き特撮クリエイターたちの情熱が結実した本作の裏側について、熱いトークが繰り広げられた。

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『シン・ゴジラ』のDNAを継ぐ、8年越しの渾身作

本作は、第一線の特撮現場で活躍する若手スタッフが集結した映像制作者集団「STUDIO MOVES」による初の長編映画である。
監督・脚本・編集を務めた渡邉聡は、生まれて初めて発した言葉が「ゴジラ」だったという根っからの特撮ファンであり、『シン・ゴジラ』の現場に携わった経歴を持つ。

2016年の企画始動から完成までに8年を費やした本作は、三池崇史監督が主催する「カチンコ Project」で優秀企画賞を受賞。
クラウドファンディングでも達成率267%を記録するなど、公開前から高い注目を集めてきた。

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アナログな創意工夫が支える「迫真の映像美」

本作の最大の特徴は、「実現可能な物理現象は可能な限り現場で再現する」という特撮的アプローチだ。
劇中に登場する時間が遅延する「ボブル空間」の描写では、ロッドパペット(操り人形の技法)を用いてペンをゆっくり落下させたり、針金で物体を固定したりといったアナログな手法が取られた。

特技監督の青井泰輔の指揮による都市破壊シーンでは、ミニチュアビルを超スローモーション撮影が可能なカメラで捉えることで、インディーズ映画の枠を完全に超越したスケール感を生み出している。

また、ユネスコ世界文化遺産の端島(軍艦島)や、最先端の大型粒子加速器を有する高エネルギー加速器研究機構(KEK)でロケが行われるなど、徹底したこだわりが貫かれている。

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分断された世界を救う、声なきヒーローの物語

物語は西暦2036年、人工ブラックホールによるテロが引き起こされるSFサスペンスだ。
場面緘黙(かんもく)症により声が出せない主人公・伊勢田みゆき(米澤成美)が、憧れの准教授・吉住あおい(吉見茉莉奈)を救うため、見えない時間の壁に立ち向かっていく。

舞台挨拶では、W主演を務めた米澤成美吉見茉莉奈、そして本郷管理官役で存在感を見せつけた星能豊が、長年の製作期間を経て名古屋の観客に作品を届けられた喜びを語った。
また、螢雪次朗など豪華キャストとの共演について、脚本やポストプロダクションの変遷について「ここだけの話」が飛び出し、補助席も埋まった満員の客席は笑いと歓声に包まれた。


壁を乗り越える勇気を描く「空想特撮」

本作が描く「壁が可視化された世界」は、様々な分断に直面する現代社会の縮図でもある。
市井を生きる人々が葛藤やハンデを背負いながらも立ち上がる姿は、観る者の胸を熱くさせる。

映画『ブラックホールに願いを!』シネマスコーレにて絶賛公開中だ。
特撮愛が8年かけて結実した未曾有のインディーズSF大作、ぜひ劇場のスクリーンで体感してほしい――。

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映画『ブラックホールに願いを!』公式サイト

https://bh-movie.studio.site/japanese