2026年1月24日(土)より、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1階)にて
映画『ゴールド』
が公開される。
本作は、知多良監督がミュージシャン・グッナイ小形と出会い、制作したMV「きみは、ぼくの東京だった」を原点としている。
スピッツの草野マサムネが楽曲を紹介したことで話題を呼んだその世界観から、知多監督が自らの清掃員としての実体験をもとに3年をかけて完成させた長編デビュー作である。

『ゴールド』ストーリー高円寺で住む中小企業の事務員・ミキ(小畑みなみ)は、路上ライブを切っ掛けに弘樹(サトウヒロキ)と恋に落ち、一緒に暮らしはじめる。
清掃バイトとプログラミングの副業で生計を立てる弘樹は家事に長けていて、ミキは専業主夫でずっと家にいてほしいと願う。
しかし弘樹はミキのような自立した大人に強く憧れ、アルバイトから正社員となる。
「嘘をつかないでほしい」
「ありのままでいてほしい」
二人の気持ちは、静かに少しずつすれ違いはじめる――。

知多監督はかつて留学生寮や鉄道駅の深夜清掃に従事しており、その経験が劇中の労働現場の描写に生々しい説得力を与えている。
監督は、人を単純に加害者や被害者と決めつけず、一人の中にある多面性と世間のいう多様性との狭間にたゆたう現実感を描いた。
特に、長回しを含む終盤の展開は必見。
あのシークエンスを撮りたいがために物語を紡いだのではあるまいか、と思わずにはいられない名シーンだ。
言うなれば人生を線ではなく点で捉えたような、量子力学的であり、印象主義的なアプローチ。
諦観でも達観でもなく、ここまで強烈な肯定観を感じる人間讃歌はそうそう出会えるものではない。
そんな力強い物語に、キャスト陣が全力で立ち向かう。

主人公には、『さよならパークハイツ』(2014)『やまとのもり』(2016)『見えない、光』(2017)、そしてグッナイ小形MV『きみは、ぼくの東京だった』(2020)など、初期作品から知多良作品のミューズだった小畑みなみ。
本作が長編映画初主演とは思えない熱演で、ミキという人物を体現する。

もう一人の主人公・弘樹には、『この日々が凪いだら』(監督:常間地裕)で鮮烈な印象を残したサトウヒロキ。
ミキ視点で進行する物語の中にあって、弘樹の存在感は実に際立つ。

そして、幸田純佳、椋田涼、小野孝弘、ゆかわたかし、太志……
ミキの、弘樹の職場の面々が「悪い意味での代表」として社会の縮図を嫌というほど見せつける。
特に松木大輔の存在感は、『東京ウインドオーケストラ』(監督:坂下雄一郎)よりもサイコパスで、『BOY』(監督:藪下雷太)よりもモンスターで、素晴らしかった。
また、グッナイ小形、Ksayakaというミュージシャン2人が物語のアクセントになっていることにも注目してほしい。

タイトルの『ゴールド』が表す意味は、金銭的な価値ではない。
それは日々の営みや恋愛、生活の中で自己研鑽を続ける姿であり、いつ振り返ってもキラキラと輝く「人生のゴールデンタイム」そのものだ。
たとえ終わりのある時間であっても……
否、そんな時間だからこそ、誰かと共に生きようと言葉を尽くす人々の姿は、観る者の胸を激しく締めつける。
シネマスコーレでは1月24日から30日までの1週間、知多良監督や主演の小畑みなみ、野本梢プロデューサーらによる舞台挨拶が全日予定されている。
高円寺の路上に漂う祈りと黄金の120分を、ぜひ映画館の闇の中で噛みしめてほしい――。

©2024「ゴールド」
映画『ゴールド』
が公開される。
本作は、知多良監督がミュージシャン・グッナイ小形と出会い、制作したMV「きみは、ぼくの東京だった」を原点としている。
スピッツの草野マサムネが楽曲を紹介したことで話題を呼んだその世界観から、知多監督が自らの清掃員としての実体験をもとに3年をかけて完成させた長編デビュー作である。

『ゴールド』ストーリー高円寺で住む中小企業の事務員・ミキ(小畑みなみ)は、路上ライブを切っ掛けに弘樹(サトウヒロキ)と恋に落ち、一緒に暮らしはじめる。
清掃バイトとプログラミングの副業で生計を立てる弘樹は家事に長けていて、ミキは専業主夫でずっと家にいてほしいと願う。
しかし弘樹はミキのような自立した大人に強く憧れ、アルバイトから正社員となる。
「嘘をつかないでほしい」
「ありのままでいてほしい」
二人の気持ちは、静かに少しずつすれ違いはじめる――。

知多監督はかつて留学生寮や鉄道駅の深夜清掃に従事しており、その経験が劇中の労働現場の描写に生々しい説得力を与えている。
監督は、人を単純に加害者や被害者と決めつけず、一人の中にある多面性と世間のいう多様性との狭間にたゆたう現実感を描いた。
特に、長回しを含む終盤の展開は必見。
あのシークエンスを撮りたいがために物語を紡いだのではあるまいか、と思わずにはいられない名シーンだ。
言うなれば人生を線ではなく点で捉えたような、量子力学的であり、印象主義的なアプローチ。
諦観でも達観でもなく、ここまで強烈な肯定観を感じる人間讃歌はそうそう出会えるものではない。
そんな力強い物語に、キャスト陣が全力で立ち向かう。

主人公には、『さよならパークハイツ』(2014)『やまとのもり』(2016)『見えない、光』(2017)、そしてグッナイ小形MV『きみは、ぼくの東京だった』(2020)など、初期作品から知多良作品のミューズだった小畑みなみ。
本作が長編映画初主演とは思えない熱演で、ミキという人物を体現する。

もう一人の主人公・弘樹には、『この日々が凪いだら』(監督:常間地裕)で鮮烈な印象を残したサトウヒロキ。
ミキ視点で進行する物語の中にあって、弘樹の存在感は実に際立つ。

そして、幸田純佳、椋田涼、小野孝弘、ゆかわたかし、太志……
ミキの、弘樹の職場の面々が「悪い意味での代表」として社会の縮図を嫌というほど見せつける。
特に松木大輔の存在感は、『東京ウインドオーケストラ』(監督:坂下雄一郎)よりもサイコパスで、『BOY』(監督:藪下雷太)よりもモンスターで、素晴らしかった。
また、グッナイ小形、Ksayakaというミュージシャン2人が物語のアクセントになっていることにも注目してほしい。

タイトルの『ゴールド』が表す意味は、金銭的な価値ではない。
それは日々の営みや恋愛、生活の中で自己研鑽を続ける姿であり、いつ振り返ってもキラキラと輝く「人生のゴールデンタイム」そのものだ。
たとえ終わりのある時間であっても……
否、そんな時間だからこそ、誰かと共に生きようと言葉を尽くす人々の姿は、観る者の胸を激しく締めつける。
シネマスコーレでは1月24日から30日までの1週間、知多良監督や主演の小畑みなみ、野本梢プロデューサーらによる舞台挨拶が全日予定されている。
高円寺の路上に漂う祈りと黄金の120分を、ぜひ映画館の闇の中で噛みしめてほしい――。

映画『ゴールド』公 式サイト
https://gold-cinema.com/©2024「ゴールド」
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