
2026年1月17日(土)、ミッドランドシネマ名古屋空港(愛知県西春日井郡豊山町豊場林先1-8-501)にて
短編映画制作プロジェクト
『MIRRORLIAR FILMS Season8』
公開記念舞台挨拶が開催された。
登壇したのは、プロデューサーとして参加したMEGUMI、佐渡恵理監督、主演の濱尾ノリタカ、NANAMIという『The Breath of the Blue Whale』チーム。
上映終了後、独創的な作品群の余韻が残る劇場で、制作の裏話や撮影秘話が語られた。
「映画で、ひらく。」岡山を舞台にした次世代クリエイターの育成
『MIRRORLIAR FILMS』(ミラーライアーフィルムズ)は、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースし、2020年に始動したクリエイター育成・発掘プロジェクト。2025年のSeason8までに、著名人から一般公募まで多彩な監督による計57本の短編映画を世に送り出してきた。
今作の大きな特徴は、『Season7』の愛知県東海市との取り組みに続き、岡山県を舞台にした「岡山フィルムプロジェクト」の一環として短編映画が制作されている点だ。
『カラノウツ ワ』(監督:松田美由紀)
女優、写真家など多方面で活躍する松田美由紀が監督・脚本を務め、主演に原田美枝子を迎えた。パチンコ店を舞台に、65歳の女性と24歳の青年の邂逅を描き出す。
『The Breath of the B lue Whale』(監督:佐渡恵理)
岡山県倉敷市出身のMEGUMIがプロデューサーとして名を連ね、MEGUMIが「誰も見たことのない絵が撮れる」と絶賛した佐渡恵理がメガホンを取り、濱尾ノリタカとNANAMIが主演を務めた。マッチングサービスを通じて出会った男女の静かな交流と、記憶の彼方にある過去との繋がりを描く。
備中エリアを中心に全編岡山県内で撮影が行われた。
現実と虚構が 交錯する全6作品のラインナップ
さらに国際的な評価を得た作品と公募作品を加え、『Season8』はバラエティ豊かな6篇で構成された。『ALI』(監督:アドナン・アル・ラジーブ)
第78回カンヌ国際映画祭で特別賞を受賞したバングラデシュの俊英による作品で、女性が歌うことを禁じられた村で生きる少年の秘密を描く。
そして
『愛骨』(監督:節田朋一郎)
女性教師が想いを寄せる生物教師は、生き物に目もくれず「骨」に夢中で……。
『ラの♯に恋をして』(監督:廣田耕平)
ピアノの調律師と呉服屋の娘、意識し合う二人だが、切っ掛けは意外な「音」で……。
『CUT!』(監督:安藤春)
チャンスを掴んだ若手俳優は、現場での怪我を押して演技を続けようとするのだが……。
3作が公募作品としてラインナップされており、メジャーとインディーズの垣根を超えた新たな表現が堂々と居並ぶ。
「表現の場」と しての短編映画が持つ可能性
舞台挨拶ではプロデューサーのMEGUMIが、地元・岡山で撮られた風景を「自分の血液になっているような場所に再会できた」
と表現した。
ロケハンだけで6回も岡山を訪れたという佐渡恵理監督は泣く泣くロケ地から外した場所も沢山あったそうで、
「もし(撮影に)使えていたなら、違うストーリーになった」
と語った。
全94分のオムニバス形式で展開される本作は、PG12指定ながら、観る者の世界を広げる「旅」のような体験を提示している。
本作は1月16日(金)より、ミッドランドシネマ名古屋空港ほか全国の劇場にて2週間限定で公開されている。
映画という枠組みを通じて岡山から世界へ、そして次世代へと繋がる新たな才能の息吹を、ぜひスクリーンで体感してほしい――。
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