
2025年12月27日(土)、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1F)にて、
映画『Good Luck』
初日舞台挨拶が開催された。
登壇したのは、本作のメガホンを取った足立紳監督だ。
足立監督にとって同館への来館は、デビュー作『14の夜』(2016年公開)以来、実に9年ぶりの凱旋となった。

短編のは ずが104分?世界の映画祭をざわつかせた異色作
本作は、『百円の恋』やNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の脚本で知られる稀代のストーリーテラー・足立紳による監督最新作である。元々は「監督の撮りたいものを撮る」というコンセプトの別府発短編映画プロジェクトから生まれた企画であったが、驚くべきことに104分の長編映画へと変貌を遂げた。
物語の舞台は大分県豊後大野市。
30歳間際の自称・映画監督である主人公・太郎(佐野弘樹)が、入選した映画祭で作品を酷評され、逃げ出した先で正体不明の女性・未希(天野はな)と出会い、一泊二日の小さな旅を繰り広げるロードムービー。
上映後のトークでは、50分の短編映画のはずが104分の長編となった顛末が語られた。
司会進行は、シネマスコーレ坪井篤史支配人。
全国の16.0%を占める源泉総数を誇る大分県は、「別府八湯」と称される日本一の温泉郷。
源泉が一つもないのは県内の市町村でも二市だけで、その一つが映画『Good Luck』の舞台となった豊後大野市だ。
豊後大野市はそれを逆手に取り、サウナを街おこしの一つの柱に掲げている。
サウナは只々熱さに耐える自分を追い求めるだけのものではなく、まして他人と競うものではない。
じっくりと自分を見つめ、己の身の程を知り、身の丈に合った行程を経て「ととのう」ものだ。
頑張るよりも、みんなでハッピーになろう。
サウナと映画『Good Luck』は、同じ思いが込められていることに気づく。
こうしてまた、ミニシアターは皆で「ととのう」場所になるのだ—―。


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