
2025年3月10日(月)〜16日(日)、大須シネマ(名古屋市中区大須三丁目27番12号)で【第三回 仙頭武則 MONJIN映画祭】が開催されている。
国際的映画プロデューサーとして日本映画界になくてはならない仙頭武則氏が手掛けた作品は、『CHAIN』『PLASTIC』など当サイトでも紹介している。
【MONJIN映画祭】とは、そんな伝説的プロデューサー仙頭武則氏に師事した名古屋学芸大学卒業生をはじめとする20代の若者たち「門人」の作品を集めた上映会だ。
3月10日(月)、映画祭初日を取材した。
この日の上映作品は4作。

『THE 2020 WORLD』(監督:槇原滝太/11分11秒)
出演 槇原滝太、太田弥
2020年、人々は出口のない閉鎖空間に縛られるような日々を送っていた。あるふたりの青年が1台のバイクに乗り、風と共に走ることで気持ちを楽にさせていく。
その中でひとりが自分の進むべき道を見つけ、闇夜に駆けていく。
もうひとりはその姿を見つめ、再びバイクで走り出す。
※2024ハンブルク日本映画祭で上映
『repeat in the room』(監督:長谷川汐海/38分)
出演 星能豊 鈴木日那太 水上竜士
平凡な毎日を規則正しく暮らす42歳の会社員『リピート』は、ある日突然職を失う。
中学生の頃の同級生との再会をきっかけに、彼の部屋に14歳の『リピートくん』が現れる。
※渋谷ミクロ映画祭最優秀作品賞受賞
※湖畔の映画祭上映
※映画秘宝掲載
『平成居酒屋〜月の光〜』(監督:上島大和/36分)
出演 ひと:みちゃん、三輪和音、牧野徹也
一軒の居酒屋を舞台として二編で描かれるオムニバス作品。『平成居酒屋~月の光~』はその内の一編。
2025年の日本。大阪万博中止、水道民営化、憲法9条改正、原発再稼働・・・。そんな状態でも居酒屋は変わらず営業している。
国防軍へ入隊する長男の送別会をしている家族、厨房に迷い込んだ認知症のおばあちゃん、放射能汚染された食べ物を出している従業員などなど、居酒屋内の客や従業員を通して、未来の日本に起きているであろう様々な社会問題をコミカルに描く。
※おおぶ映画祭2021「映画の可能性部門」上映作品
※うえだ城下町映画祭2021 ノミネート
※NAGOYA NEW クリエイター映像 AWARD「株式会社コングレ賞」 受賞
『平成居酒屋〜蜘蛛の糸〜』(監督:播摩尚二郎/39分)
出演 石神リョウ、大塚康責、川口紗弥加
ある日、居酒屋で売上金の盗難事件が発生。店長は上司のBMに報告し、問題は解決したと思われた。
…が、事件は思わぬ方向に転がっていき、弁護士まで介入する事態に。従業員の衝撃の過去も明らかになっていく。
上映後のアフタートークには仙頭武則プロデューサーのほか、
『THE2020WORLD』槇原滝太(監督)/太田弥(出演)
『repeat in the room』長谷川汐海(監督)/星能豊(出演)
『平成居酒屋~月の光~』上島大和(監督)
『平成居酒屋~蜘蛛の糸~』播摩尚二郎(監督)
6名が登壇した。
【第三回 仙頭武則 MONJIN映画祭】
今後のスケジュールは、以下の通り
3/11(火) 19:00~20:25
『夏の袂』 監督:杵島望
『点火』 監督:大須賀薫
『一滴の夏を。』 監督:中野祐月・林宙斗
『隣人』 監督:岡島美音
『よどみなく、祝福を』 監督:布山悠河

3/12(水) 19:00~21:00
『SLIP』 監督:秋田勇斗・村山暁・日笠陸斗
『手紙』

3/13(木) 19:00~20:40
『NOTHING PARTS 71 REIWA』 監督:仙頭武則

3/14(金) 19:00~20:55
『久茂地屋ゾンビ』 監督:仙頭武則
『私は沖縄への愛着がない。』 監督:仲原響
『ばちらぬん』 監督:東盛あいか

3/15(土) 19:00~20:25
『よそのくに』 監督:尾関彩羽
『彼は誰時』 監督:谷本桃子
『ばちらぬん』 監督:東盛あいか

3/16(日) 19:00~20:40
『まぶだち』 監督:古厩智之

料金は、
[3/10~12・15] 1,000円
[3/13] 1,300円
[3/16] 1,600円
各日、上映後に仙頭武則氏と作品関係者によるトークショーが予定されている。
詳しくは、大須シネマ公式サイト、MONJIN映画祭 公式SNSをチェックしてほしい。

大須シネマ公式サイト
http://www.osucinema.com/MONJIN映画祭
公式X:https://x.com/monjineigasai
公式Instagram:
https://www.instagram.com/monjineigasai/
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