J.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン……
瀧廉太郎、山田耕筰、伊福部昭……

綺羅星のごとく並ぶ、偉大なる音楽家たち。
どれほどの作品を彩ってきたのか分からないほど、映画になくてはならない名曲たち。
そして、作曲家ひとり一人の人生を追った伝記映画の傑作も、枚挙にいとまがない。

だが、居並ぶ音楽映画にあっても

『シンペイ 歌こそすべて』

は、ちょっと特別な映画だ。

なにせ、劇中で流れる歌、そのすべてを知っている、口ずさむことができるのだ。
そんな映画は、そんな音楽家は、おいそれとは無い。

音楽家の名は、中山晋平
明治に生まれ、大正・昭和を生きた、童謡、歌謡曲、音頭、新民謡……ジャンルを超えた約2000曲を今に遺す大作曲家である。

『シンペイ 歌こそすべて』ストーリー

長野県新野村に生まれ、少年時代から音楽の道を夢みた中山晋平(中村橋之助)を、女手ひとつで育てた母・ぞう(土屋貴子)は東京へと送りだす。
早稲田大学教授・島村抱月(緒形直人)の下に書生として身を寄せる晋平は、苦学を重ね3年後に東京音楽大学への入学を果たす。
音大ではピアノの技量不足を問われるが、音楽の才能を見出した恩師・幸田(酒井美紀)の後押しもあり卒業、音楽教師の職に就く。
女優・松井須磨子(吉本実憂)との醜聞もあり大学を追われ劇団「芸術座」を立ち上げた抱月は、トルストイの作品を戯曲化する。
抱月はロシア文学と大衆との橋渡しに音楽を重要視し、作曲家として白羽の矢が立ったのが晋平であった。
晋平に手渡された詞文、タイトルを「カチューシャの唄」といったーー。

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2025年1月25日(土)、伏見ミリオン座(名古屋市中区錦2丁目15−5)で開催された舞台挨拶を取材した。

登壇したのは、『ハチ公物語』(1987年)『遠き落日』(1992 年)などの名匠・神山征二郎監督。
そして、音楽、映画とジャンルを問わず名作を世に送り出している新田博邦プロデューサー。

動画で紹介するので、是非ともご視聴あれ。



『シンペイ 歌こそすべて』
タイトルに込められているように、中山晋平の人生を紐解けば、伝記映画ではなく音楽映画になる。

そして、名匠・神山征二郎監督の手に掛かると、最高の娯楽映画となる。

音楽も、映画も、大衆を離れた作品など在りはしないのだーー。

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映画『シンペイ 歌こそすべて』公式サイト

https://shinpei-movie.com/