2024年は、pop classic trio「Flying Doctor」(フライングドクター)にとって、特別な年だ。

Flying Doctorの初ライブは、2009年。

そう、今年はFlying Doctor結成15周年というメモリアル・イヤーにあたる。


2024年11月1日(金)、

PIANO BAR club Adriana

(名古屋市中区葵1丁目27−37 新栄シティハイツ 1F) で開催された、

15th Anniversary Concert

をレポートする。
pop classic trio

Flying Doctor(フライングドクター)

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宇野伊世(unoiyo)

担当:ソプラノ鍵盤ハーモニカ・アンデス・カホン・ピアノ・トイピアノ・アコーディオン・パーカッションなど


岩田ゆいこ(yuipu)

担当:アルト鍵盤ハーモニカ・ヴァイオリン・ウクレレ・トイピアノ・グロッケン・パーカッションなど


石田千尋(CHIKKY)

担当:バス鍵盤ハーモニカ・ピアノ・トイピアノ・バスクラリネット・アコーディオン・グロッケンなど


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まずは、1st Stage


アイネ・クライネ・ナハトムジーク

愛の挨拶

I Got Rhythm

威風堂々

ラデツキー行進曲

ジュラシックへようこそ

My Heart Will Go On

組曲「展覧会の絵」



ドクターの演奏を聴くと、古典音楽もアッという間にポップミュージックに早変わり。

クラシック音楽という意味合いで「古典音楽」と記したが、音楽史における「古典派音楽」と取られてしまったかもしれない。

とは言え、そんな解釈云々はどうでも良いのかもしれない。

18世紀末という激動の時代、ウィーンでは最新の流行曲……ポップミュージックとして、モーツァルトのセレネードやソナタが演奏されていたのかもしれないーーそんな想像が膨らむ。

Flying Doctorは、クラシックも新しく魅せる。

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続いて、2nd Stage

エレファント・セレモニー
おかえり
Le petit ange
8 The Miller 8
adventure birds
プルガトリウム



セカンドステージは、ファーストと打って変わって、Flying Doctorオリジナルの楽曲がズラリと揃った。

初披露の新曲を含むオリジナル曲で構成されたステージは、ドクターが辿ってきた15年間が垣間見えるようだった。

数多の演奏を繰り返し、幾度となく編曲を変え続け、新しくライブで生まれ変わる。

そして、何度も聴いた曲を耳に馴染ませたオーディエンスは、自然と手拍子を一体化させる。

ポピュラーミュージックが、スタンダードに、いや、クラシック音楽になる瞬間に、観客は立ち会っているのだ。

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大盛り上がりのハンドクラップはドクターの演奏が終わると大きな大きな拍手となり、程なくアンコールを求める手拍子へと移った。

Encoreは、

風の通り道
アンダーザシー(リクエスト)



classicを流行歌のように奏で、

popsを古典のように高める。

だからこそ、Flying Doctorは
「pop classic trio」
と呼ばれているのかもしれない。

そんなFlying Doctorの、20周年、25周年が、今から楽しみだーー。

直近では、12月14日(土)に【Christmas Concert】が開催される。

会場は、スタジオ・フィオリーレ(
名古屋市中村区鳥居西通1ー51 アンジュパティオ中村公園801号)

いちばん新しいFlying Doctorに、これからも注目していきたい。

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