「オアシス」と聞くと、「オアシス21」(名古屋市東区東桜1丁目11−1)を真っ先に連想する名古屋人は多いだろう。

バスターミナル・オアシス21は、オープンの際に愛称を一般公募し、心休まる公園という意味あいから「オアシス」が採用されたという。
(ちなみに「21」は、21世紀が由来だとか)

オアシスとは古代ギリシア語やラテン語の文献に“ὄασις”が見られるそうで、古代エジプトの“wḥʾt (オアシス)”が語源という説が有力らしい。
元々の意味は「肥沃な土地」という意味だとか。

18世紀には「(荒地の中の)憩いの土地」という意味で使われていたそうなので、産業革命の頃の人々は現代の私たちと同じような感覚で「oasis」という言葉を用いていたのかもしれない。

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そんな「オアシス」というタイトルの映画が、2024年11月15日(金)よりロードショー公開となる。

映画『オアシス』は、11月6日(水)【名古屋シネマウィーク】の一環として、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋市中村区名駅4丁目7-1 ミッドランドスクエア5F)で先行上映された。

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『オアシス』
ストーリー
幼馴染の富井(清水尋也)と金森(高杉真宙)は、高校時代の事件を境に疎遠となった。
現在、富井は地元のヤクザ組織の構成員、金森は半グレ集団のリーダー格。
富井が所属する菅原組と、金森がいる犯罪グループは利害関係で衝突していて、二人は同じ町に住みながら激しく敵対している。
そんなある日、二人の前に久しぶりに故郷へ戻ってきた紅花(伊藤万理華)が現れる。
だが紅花は幼馴染のはずの富井と金森を覚えていないというーー。

『オアシス』が初監督作品となる、岩屋拓郎監督の舞台挨拶を取材した。
地元・名古屋市の出身である岩屋監督にとって、今回の先行上映は凱旋公開となる。

オール愛知ロケで撮影された『オアシス』、撮影秘話をたっぷりと聞くことが出来た。

司会進行は、フリーアナウンサーの神取恭子さん。



草木さえ生きられぬ荒地を彷徨うからこそ、辿り着いた湿地は命を繋ぐ場所となる。

血で血を洗う戦場だからこそ、見つけた居場所はオアシスとなる。

若者たちは、暴力と不法が支配する世界で、果たして安住の地を見出すことは出来るのか?

血みどろの青春映画、ここに誕生――。

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『オアシス』公式サイト