シネマスコーレ(愛知県名古屋市中村区椿町8−12 アートビル 1F)で『生きて、生きて、生きろ。』の公開が始まった。
『生きて、生きて、生きろ。』は、東日本大震災、そして原子力発電所の事故から13年、福島の人々の日々を掬い撮ったドキュメンタリー映画。
時間を経て発症する遅発性PTSDについて、かつて勤務していた沖縄での経験から医師の蟻塚亮二さんは危惧を持ち続ける。
メンタルクリニックと連携するケアセンターの看護師・米倉一磨さんは、日々の自宅訪問で利用者たちの「こころの不調」に直面している。
2024年8月3日(土)、初日舞台挨拶を取材した。
登壇したのは、島田陽磨監督。
司会進行は、シネマスコーレ木全純治代表だ。
ドキュメンタリーに限らず、映画には二つの要素がある。
一つは、いま観ておかなければならないと「時代性」。
もう一つは、年月を経てもなお色褪せない「普遍性」。
『生きて、生きて、生きろ。』は、その両方をあわせ持つ、非常に稀有なドキュメンタリー映画だ。
それは、現状(いま)を生きる実在性と、現実(いま)を残す使命感とが、手を取り合ったからなのかもしれない。
いまも、これからも、観ておくべき映画『生きて、生きて、生きろ。』は、
いまシネマスコーレで公開されている――。
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