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全国的に梅雨が遅れ気味の、2024年。
6月23日(日)、例年よりずいぶん遅いとは言え梅雨入りが発表されたばかりの名古屋は、雨だった。

TOSAYA(名古屋市千種区猫洞通3丁目11)で月例ライブが開催されこの日、空模様が心配されたが開場時間の13:30までは雨が降り出すことはなかった。

それもそのはず、自他ともに認める「晴れ女」がいたのだ。

【TOSAYA LIVE vol.8】に出演したのは、

「トリオ パンクラリン」

ユニット名は、三人の使用楽器に由来していて、

ハンドパンの「パン」
クラリネットの「クラ」
ヴァイオリンの「リン」

で、「パンクラリン」という訳だ。

裏を返せば、この楽器構成のトリオがそれだけ珍しいということに他ならない。

セットリストは、以下の通り。

あめふり
大きな古時計
チムチムチェリー
猫踏んじゃった
あめふりくまのこ
でんでんむし
即興コーナー
カノン

(アンコール)
シャンソンメドレー



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ヴァイオリンを担当するのは、「Flying Doctor」「Trio LYCORIAS」でお馴染みの、岩田ゆいこ
華やかな演奏、豊かな作曲に定評があるが、今回は特に編曲の凄さを見せつけた。
「あめふり」「あめふりくまのこ」「でんでんむし」など、まさに変幻自在だった。

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ハンドパンなどパーカッションを担当するのは、ジャンルを超えて活躍する、奥村将和
演奏する曲によってコード違いのハンドパンを2種類使い分け、ドラムセットでもスティック、ブラシ、ロッズを持ち替え、きめ細かい豊かな打音でリズムを奏でていた。
「カノン」でのオーシャンドラムも印象的で、「あめふり」や「猫踏んじゃった」では所謂「打楽器」ではない器具も楽器にしてアンサンブルを盛り立てた。

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クラリネットを担当するのは、yuipu(岩田ゆいこ)と同じく愛知県立芸術大学出身の、岡林和歌
クラシックだけでなく、ポップス、ジャズ等のミュージシャンとのセッションの機会も多く、後進の指導に積極的に手掛けている。
大地から響きわたるような包容力のある音色が持ち味で、インプロビゼーション能力の高さは2曲を披露した「即興コーナー」で遺憾なく発揮された。

「トリオ パンクラリン」ライブの様子を、ダイジェスト動画で紹介する。



会場となった「TOSAYA」は、2023年10月にオープンした、高知県の食品を中心に四国の美味しいものを名古屋の皆さんに紹介する食品店。

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店長のレイジさんと共に店を切り盛りする副店長が岡林和歌で、名前にちなんで「和歌女将(わかおかみ)」と呼ばれている。

TOSAYAでは定期的に店内ライブを開催しており、今回紹介した「パンクラリン」のライブは【vol.8】となる。

次回【TOSAYA LIVE vol.9】の開催は7月28日(日)を予定しているそうなので、是非とも公式サイトをチェックしてほしい。

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岩田ゆいこ公式Instagram

https://www.instagram.com/yuikoiwata?igsh=MTN5Y2N5bTNpN3p1ZA==

奥村将和 公式Instagram

https://www.instagram.com/handpan.oku?igsh=OXZ6NnpwbHZ2YW54

岡林和歌 公式ブログ

http://wakacla.blog.fc2.com/blog-entry-168.html?sp

TOSAYA公式サイト

https://tosaya-cat.nagoya/index.html