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ツチノコとは、日本に生息すると伝わる未確認動物(UMA)の一つ。
胴が太いヘビと形容され、その横槌に似た形態が「槌の子」の名の由来となっている。
北海道と南西諸島を除く日本全国で目撃例があるとされるが、中でも特に有名なのは岐阜県東白川村
『鳥の道を越えて』(2014年)『明日をへぐる』(2021年)など、良質なドキュメンタリー映画を世に送り続ける、今井友樹監督の生れ故郷である。

東白川村は、人口2000人ほどの小さな山村だが、毎年5月3日に開催されるツチノコの捜索イベントには村民の倍以上の人々が全国から押し寄せたこともあるという。
そんな「ツチノコフィーバー」は、1988(昭和63)年の村民によるツチノコ目撃談が村の広報誌に載ったことに端を発する。
以来、我も我もと寄せられたのは、なんと総勢23人によるツチノコ目撃情報。

35年経った今も続くツチノコ騒動の切っ掛けになった目撃者の名は、今井時郎さん。
誰あろう、『おらが村のツチノコ騒動記』今井友樹監督の大伯父だという。

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2024年6月9日(日)、ナゴヤキネマ・ノイ(名古屋市千種区今池1丁目6−13 今池スタービル 2F)で開催された『おらが村のツチノコ騒動記』舞台挨拶を取材した。

登壇したのは、もちろん今井友樹監督だ。



民俗学に造詣が深く、変容、消滅した文化や民俗を記録してきた今井友樹監督が、故郷に今も残る「ツチノコ文化」に9年間取り組んだドキュメンタリー映画『おらが村のツチノコ騒動記』。

71分の映像を観て、ツチノコの存在を信じるも信じないも、あなた次第。

ただ、一つだけ確かなことがある。

現代社会には、まだまだ夢も、ロマンも、謎も溢れているということだ――。

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『おらが村のツチノコ騒動記』公式サイト

https://studio-garret.com/tsuchinoko/

ナゴヤキネマ・ノイ公式サイト

https://nk-neu.com/