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映像制作チーム「シネマ健康会」を率い、国内外の映画祭・劇場でシネフィルの目を奪い続ける、松本卓也監督。

そんな稀代の映画作家・松本卓也監督の最新長編作品が届いた。
しかも、2本!

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『あっちこっち じゃあにー』

(105分)

ストーリー
お笑い芸人・末松(松本卓也)は、漫談ライブでもパッとせず、後輩芸人からも面白くないといじられている。
せめて現状を打破しようと動画配信を始める中、6才の女の子・加奈(ゆず)と出会う。
ある日、かつての芸人仲間から、キャンピングカーで旅をして動画配信することを依頼された末松は、撮影担当として加奈に協力を求める。
旅に同行する条件として加奈が出してきたのは、遠くに住む父のところまで連れていくことだった――。

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東京、群馬、新潟、山形をキャンピングカーで巡る、インターナショナルな出会いと別れが交錯するロードムービー
……のはずが、どんどん内へ内へとこもっていく主人公・末松を、松本卓也監督みずからが怪演。
そして、もう一人の主人公、6歳の新人・ゆずが放つマジックに酔いしれてほしい。

「笑えないコメディ」が「泣けるコメディ」に変遷する……観客は、そんな劇的な瞬間を目撃することになる。
しかも『あっちこっち じゃあにー』は、もう一段階変化を見せるのだ!


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『ラフラフダイ』

(99分)

ストーリー
笑いながら死に至る奇病「笑い死に」が流行する世界、人々は感染を恐れ、外出を控え、マスクを着用し、感情を抑制する薬を服用するようになる。
「笑い死に」パンデミックから2年が経過した頃、家族を「笑い死に」で亡くした男(むかい誠一)、社会で居場所を失ったコンビ芸人(イグロヒデアキ 遠藤史崇)らは、山奥の施設で共同生活を営み、自由な感情のままに生きていた。
そんな「スマイル」と名付けられたコミュニティに、保護された少女・マナ(平川亜音)が仲間に加わる――。

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松本卓也監督作品は、軽妙な台詞回しや洒脱なストーリーテリングによるコミカルな世界観が特徴だ。
だが、どの作品にも共通して、
「如何にして生きるか」
「満足する死とは」
といった「死生観」が、大きなテーマとして根幹を成している。

これは正に『あっちこっち じゃあにー』も同様で、『ラフラフダイ』と表裏一体の作品といっても過言ではない。

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シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8−12 アートビル 1F)では、4月13日(土)より【松本卓也監督特集】が開催され、紹介した長編映画2本が日替わりで上映される。
表裏一対、合わせ鏡のような新作2本を、一気観できる絶好の機会だ。

『あっちこっち じゃあにー』
 4/13(土)15(月)17(水)19(金)
『ラフラフダイ』
 4/14(日)16(火)18(木)


4/13・14両日は、松本卓也監督、キャスト大所帯による舞台挨拶が予定されており、上映前には登壇者によるキックオフイベントがシネマスコーレ2階・インディースペースで開催される。
また、4/15も『あっちこっち じゃあにー』上映前に舞台挨拶が予定されている。
シネマスコーレ、シネマ健康会の公式サイトをチェックしてほしい。

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