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井筒和幸監督『ヒーローショー』(10)『黄金を抱いて翔べ』(12)、岩井俊二監督『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)、武正晴監督『ホテルローヤル』(20)……

数々の名作の助監督として現場を踏んできた映画人・齊藤勇起が、満を持して世に放つ初監督作品は、自身のオリジナル脚本による『罪と悪』。
本格ミステリーであり、ノワール映画であり、社会派作品である。

映画『罪と悪』ストーリー

13歳の春、晃、朔、正樹は、同じサッカー部で気の合う仲間同士だった。
ある朝、正樹はいつもの待ち合わせ場所に現れず、試合も欠席した。
正樹は何者かによって殺害されており、遺体がいつも4人が通っていた橋の下で発見される。
春、晃、朔は、犯人と疑った中年男の家を訪ねると、朔が正樹のスパイクを見つける。
お互いに激高した双方はもみ合いとなり、3人は男を殺してしまう。
春は罪を一人で被り、男の住む小屋に火を放った。
20年後、父と同じく刑事になった晃(大東駿介)は、故郷で家業の農家を継いだ朔(石田卓也)と再会する。
程なくして、正樹の事件の時と同じ橋の下で、少年の死体が発見される。
晃が捜査を進めるうち再会した春(高良健吾)は、地元の不良たちを集め裏稼業も請け負う建設会社の社長となっていた――。

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2024年2月10日(土)、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋市中村区)での舞台挨拶を取材した。
登壇したのは、齊藤勇起監督、そして、愛知県出身の石田卓也。



『罪と悪』は、タイトルを体現した映画だ。

観終わった後、胸の深いところで澱のように残り、
時おり感情の表へと沁み出してくる。

まるで、同じだ。
罪と、悪と――。

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映画『罪と悪』公式サイト

https://tsumitoaku-movie.com/
©2023『罪と悪』製作委員会