ゴチソー尾張、美濃出征シリーズ冬の陣。
「喫茶星時」(岐阜市神田町3-3 加藤石原ビル2F)と映画系エンタメ情報サイト「Cafe mirage」による、コラボレーション企画『文基地シリーズ』。
【MIRAGE THEATRE Vol.9】が、12月16日(土)開催された。
今回のテーマは、「地元で撮る!地元を撮る!」
【MIRAGE THEATRE Vol.9】には、岐阜に限らず自分の「地元」で撮られた愛すべき作品が集まった。
司会進行・インタビュアーは、ご存知「Cafe mirage」主宰・涼夏さん。
『身のまわりのSDGs』(1:20)
『80秒日記』(1:20)
監督・出演:志村 瑛多
「SDGs」とは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」。
世界をよくする為に出来ることを一人一人が考えること、それがSDGs。
『身のまわりのSDGs』と『80秒日記』は、まさにそんな作品だ。
志村監督は、2012年生まれの小学6年生。子役として活動中で、『日日是好日』(大森立嗣監督)『浅田家!』(中野量太監督)『怪物』(是枝裕和監督)と映画にも出演している。
神奈川在住だが岐阜にも縁があり、本作でも撮影場所に選んでいる。
『紙飛行機』(19:23)
監督:河合徹也
出演:湊人裕也 戸田帆南 山森麻衣 高倉仁美 天木舞 金井龍ニ
スタッフ:清水公博 久永まどか 矢口雄大 平田千恵 佐々木彩音 小島慶大 渡辺正純
岐阜のミニFM局で働く新人OLと、東京で働く年上男性の、交差する想いのやり取りを繊細に描写した、ハートフルストーリー。
本作は、岐阜県各務原市出身の河合監督が主宰する映像制作団体「地元ぴぃす」の制作作品。
ロケ地は、岐阜県可児市、可児郡御嵩町、各務原市、関市と、まさに岐阜の「地元映画」。
「地元ぴぃす」のメンバーは現在も働きながら制作を続けており、最新作は河合監督に縁のある愛知県春日井市だとか。
『きらっきらにぶちころしたいっ!』(22:56)
監督・脚本・撮影・編集:松本大樹
出演:ぽてさらちゃん。 岡本崇 白澤康宏 CVYS
撮影:ヨシナガコウイチ 録音:羽田野晃生 音楽:片山大輔
翌日のワンマンライブに供え、予約した宿に着いたミュージシャン・まーご。
まだ出来上がっていない新曲を書き上げようと意気込むが、前乗りした民泊施設には、何故か男の姿が――?
松本大樹監督は、『みぽりん』『コケシ・セレナーデ』『極道系Vチューバー達磨』がシネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8-12 アートビル1F)やシアターカフェ(名古屋市東区白壁4丁目9)で公開され、すっかり東海地方でもお馴染み。
主宰する「合同会社CROCO」は、監督の出身地である兵庫県神戸市を中心として関西を拠点に映画だけでなくCMやミュージックビデオ等、映像作品を積極的にを手掛けている。
『きらっきらにぶちころしたいっ!』は、関西を拠点とする表現者たちとのコラボレーションから生まれた映画で、地元関西以外では初上映となった。
今回の【MIRAGE THEATRE】では特別企画として、2024年1月7日(日)に開催される第一回【各務原映画祭】のPRムービーが上映された。
映像作家で【各務原映画祭】実行委員のTERAMAKIさんが登壇、そして、主宰で本映画祭で上映される『ロイヤル劇場の夢』を監督した大野達也氏のメッセージが紹介された。
一口に「地元」と言えど、捉え方は人それぞれ。
生まれた場所、育った街、住んでいる所、馴染みの土地……
故郷、ホームグラウンドと呼べるところ、そんな自分の居場所を総称して人は「地元」と言うのだろう。
そしてそれは、スクリーンの中にあったって構わない。
帰りたい時はいつでも、シアターに、映画に、おかえりなさい――。
コメント