IMG_20231021_155908

10月、一気に秋めく神無月の名古屋。
シアターカフェ(名古屋市東区白壁4丁目9)では、味覚の秋に相応しいプログラムが組まれている。

10月21日(土)から始まったのは、

ぼくらのレシピ図鑑シリーズ特集 in 名古屋

「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」とは、映画会社【映画24区】による青春映画制作プロジェクト。
全国の自治体から協力を受け、「地域」「食」「高校生」をキーワードに作る映画シリーズだ。

2018年の『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』は、『TUNAガール』(2019年)『あした、授業参観いくから。』(2021年)の安田真奈が監督・脚本を務めたシリーズ第一弾。
兵庫県加古川市の女子高校生・前田若菜(堀田真由)が日々感じる周囲との気温差……体温差が繊細に描かれ、甘くて酸っぱいイチジクが物語の味わいを深める。
http://sanrokuhachi.jp/

2020年の第二弾『夏、至るころ』は、池田エライザの初監督作。
福岡県田川市を舞台に、思い出と新しい出会いとの狭間で揺蕩う、翔(倉悠貴)高校最後の夏が鮮烈に描かれ、地元のワークショップで考案されたオリジナルフードがアクセントになっている。
http://www.natsu-itarukoro.jp/

そして、第三弾『メンドウな人々』は、『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』と同じく安田真奈監督によるオリジナル脚本。
今回のシアターカフェでの【ぼくらのレシピ図鑑シリーズ特集 in 名古屋】が、名古屋での初上映となる。

『メンドウな人々』ストーリー

山梨県富士吉田市で暮らす高校生・遠山雄大(片岡千之助)は、学校では友人も少なく、家でも兄・光大(鳴海翔哉)が優秀で、居場所を見付けられない日々を過ごしている。
雄大は出会い頭の出来事から、商店街の洋食店を手伝うことになるのだが、店主の猛(的場浩司)は妙にハイテンションで雄大との距離を詰めてくる。
そんなある日、猛の洋食店に雄大の高校の「うどん部」の部員(柳明日菜 大迫一吹)が訪れる。
部長・くるみ(藤嶋 花音)によると、家庭科室と顧問・羽田先生(佐藤鯨)の事情により、しばらく厨房を貸してほしいという。
常に一所懸命な部長のことが気になる雄大は、それぞれの事情でうどん部を離れた部員に代わり、うどんの下拵えを手伝うことに。
そこで初めて知ることになる。
うどんを作ることが、どれほどメンドウなことなのか。
自分と違い充実してるような人たちも、実はどれだけメンドウなことを抱えているのかを――。

IMG_20231021_160021

10月21日(土)、シアターカフェで開催された初日舞台挨拶を取材した。
登壇したのは、安田真奈監督、鳴海翔哉(遠山光大 役)だ。



【ぼくらのレシピ図鑑シリーズ特集in名古屋】は、10月27日(金)まで連日シアターカフェで上映される。
スケジュールは、以下の通り。

10/21(土)  
15:00~『メンドウな人々』
18:00~『36.8℃』
10/22(日)  
15:00~『メンドウな人々』
18:00~『メンドウな人々』 各回安田真奈監督、鳴海翔哉さん舞台挨拶予定
10/23(月)  
15:00~『メンドウな人々』
18:00~『夏、至るころ』
10/26(木)  
15:00~『メンドウな人々』
18:00~『メンドウな人々』
10/27(金)  
15:00~『メンドウな人々』
18:00~『メンドウな人々』


安田真奈監督と鳴海翔哉さんは10月22日(日)も登壇予定なので、是非ともお観逃しなく。

また、【in 名古屋】の後、11月17日(金)18日(土)には、神戸三宮シアター・エートー(兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5丁目6−9)で
【ぼくらのレシピ図鑑シリーズ特集上映 in 神戸】
として巡回するので、こちらも要チェックだ。

IMG_20231021_170216

映画『メンドウな人々』公式サイト

https://www.ybs.jp/mendou/

「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」公式サイト

http://bokureci.eiga24ku.jp/