
三原光尋監督の発言で、とても印象深かった言葉がある。
「藤(竜也)さんが、
「映画は、作っただけだったらただの動画。お客様に観てもらって、初めて映画になるんだ」
って、言ってくれたんです」
そんな言葉を、改めて想起させられる映画が、シアターカフェ(名古屋市東区白壁4丁目9)で公開されている。
北尾和弥監督
『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』(2019年/137分)
である。
『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』ストーリー
冬のある日、女(石川理咲子/Ree)はひとり部屋を出た。一緒に暮らしていた男の行方を探すために……手掛かりは、男が部屋に残した無数の風景写真。
東京の街に写真の風景を探し彷徨う女は、様々な人々(高橋恭子 小野塚老 那木慧 鴻森久仁男)と出会う。
いくつかの朝と昼、そして夜を越え、女は何を見つけ、何を疑うのか?
そして、あなたは――
10月7日(土)、初日舞台挨拶に登壇した北尾和弥監督、石川理咲子(Ree/主演)さん、小野塚老(出演)さんを取材した。
『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』という動画が、観客の目を、耳を、心を通して、こうしてまた映画になる。
その様を我が目で見ようと、北尾和弥監督らは連日シアターカフェで舞台挨拶に立つ。
詳しくは、シアターカフェ公式サイトで確認してほしい。
表現の可能性を信じて行動する者たちが、明日もスクリーンの前に立つ――。

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