2023年9月18日(日)、支留比亜珈琲(シルビアコーヒー)金山店(名古屋市熱田区沢下町5−5 スズヒデ金山ビル)で、バイオリニスト岩田ゆいこ(yuipu)、ピアニスト宇野伊世(unoiyo)よるコンサートが開催された。
敬老の日を前にしたこの日は好天に恵まれたが、秋晴れというよりは真夏を思わせる残暑日だった。
だが、そこはやはり季節を大切にするクラシック出身の二人。
9月のコンサートに相応しく、秋を感じさせる楽曲を集めたセットリストで、聴衆は暑気払いを存分に楽しんだ。
愛の悲しみ
「美しきロスマリン」「愛の喜び」と合わせて、「三大ウィーン舞曲」と称されるクライスラーの代表曲バイオリンとピアノの演奏を想定して作られた曲なので、まさに今回のコンサートには相応しい楽曲
しかも、愁慕あふれるメロディは、秋に相応しい
ひこうき雲
「二人が活動の中心に据える【Flying Doctor】のライブでは、曲を選んだメンバーがMCを務めるのが恒例それが踏襲されたMCに、ほっこりする
今宵の月のように
月のワルツ
Highland Sprit
Highland(=ハイランド)とは、スコットランド北部の山岳地帯のこと
「アイリッシュなのにスコットランド?」と疑問を抱くかもしれないが、スコットランドの中でもハイランド地方とアイルランドは、ゴール語など文化面で共通項が多い
国境を越え、民族の魂を謳った誇り高い楽曲
2nd.stage
ロンドンデリーの歌
Lemon
日々
吉田山田の楽曲で、1stステージの「月のワルツ」と同じくNHK「みんなのうた」でも大変話題となった虹の彼方に
お馴染みの名作ミュージカル『オズの魔法使い』の一曲なのだが、なんとこの曲は映画版でカットされていたかもしれないというワルツ(『眠れる森の美女』より)
そしてまさかの、80'sのアイドルソング!ひとりぼっちの羊飼い(『サウンド・オブ・ミュージック』より)
「眠れる森の美女」は、「白鳥の湖」「くるみ割り人形」と合わせて、「チャイコフスキー三大バレエ」の一つEncore
ムーン・リバー
名画『ティファニーで朝食を』でオードリー・ヘプバーンが歌う名曲だが、なんとなんとこの曲も「虹の彼方に」と同じくカットされる危機に遭っていたという
試写を観たプロデューサーは、オードリーの歌唱を高く評価しなかったのだとか
名曲として数々のシンガーにカバーされている「ムーン・リバー」だが、作曲者のヘンリー・マンシーニ自身はオードリー・ヘプバーンが歌ったバージョンを一番気に入っていたという逸話が残っている
さてさて、10月に入り季節も本当に秋らしくなってきたが、冬の話を。
yuipu、unoiyoの二人が所属するポップ・クラシック・トリオ「Flying Doctor(フライングドクター)」は、今年もクリスマスコンサートを開催する。
12月17日(日)14時(Open:13:30)、会場はコンサートホール スタジオ・フローラ(名古屋市西区花の木2-13-24 novaはなの木)
公式サイト等、是非ともチェックを――
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