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2023年8月5日(土)〜8月13日(日)TheaterCafe(シアターカフェ:名古屋市東区白壁4-9)で開催された

【シアターカフェ移転&リニューアルオープン3周年記念開放祭】

B・C・Dプログラムのレポートに引き続き、最終日8月13日(日)の、E・F・Gプログラムの舞台挨拶をレポートした。

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【Eプログラム】(4作品/72分)

『変わらぬ日々』

(2022年/ 13分4秒)
監督:大江翔
大学生の彰と母、そして呆け気味のおじいちゃんの3人で暮らす生活。今日も、昨日と同じ、変わらぬ日々が始まる―。

『なんでやねん!』

(2023年/ 14分13秒)
監督:高上雄太
前番組の失態から、新しい番組に配属された新人ポンコツAD内藤優太。そこで、彼は強面の担当ディレクターである林了と出会うのだが…。

『CLOUD』

(2022年/ 22分31秒)
監督:中原 謙
大学のオカルト研究会の部長、深嶋美来はメンバー不足に頭を悩ませていた。ある日、サークルの顧問の天上教授にサークルのメンバーが集まらなければ廃部と通告される。美来は必死になってメンバー集めを始める。

『深夜高速』

(2023年/ 22分14秒)
監督:西尾友希
彼氏から言われた言葉によって、過食症に陥ってしまったヒカリ。ある夜、いのちSOSの電話をかける少女ーー明日を拾う。傷つきあった女たちの一夜の邂逅の物語。




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【Fプログラム】(5作品/71分) 

『ゴミ争奪戦』

(2023年/ 5分)
監督:山川智輝
河原で老人がゴミを拾っている。あとから来た青年もゴミを拾う。やがて互いに対抗心を燃やす。

『畢生』

(2022年/ 7分30秒)
監督:龍 健太
男は、監禁した男に、ひたすら、バドミントンのラケットを振らせている。 「大丈夫。私はあんたを殺したいわけじゃないんだよ。ただ、これをやり遂げたいだけなんだ」

『若いっていいねェ』

(2022年/ 22分8秒)
監督:湯澤龍ノ介
お互いに彼氏、彼女が居ながらセフレ関係の彩乃と健二。またいつも通りの一日の中でお互いの何かが少しずつ変わっていく。二人の関係は果たしてどうなっていくのだろうか。

『だれ』

(2023年/ 20分)
監督:あまつりか
妻(トキ)亡き後喫茶店を継ぐ夫。些細な日常の中、あるものが突然現れる。静かに葛藤が始まる店内を眺めるトキ。それは楽しげにそして流す。トキに映る姿は彼女にどんな思いを与えたのか。

『融解セヨ思考』

※ワールドプレミア※
(2022年/ 16分38秒)
監督:武子 直樹
興味本位でSMの女王様を呼んだ30過ぎの男。期待していたプレイとは違う方向に、、青春の後始末がいつまでもできない男の小さくも卑しい悲哀物語。




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【Gプログラム】(5作品/75分) 


『チャネリングミー』
(2022年/ 5分50秒)
監督:東野 敦
チャネリングにより宇宙人との交信を試みるポール。その想いに答えるように現れたのは宇宙人でなく、ただのオッサン。しかしこのオッサン、何かがおかしい。ポールの知り得ぬ所で動き始めた『未知との遭遇』。

『STILL STAYING HOME』

(2023年/9分52秒)
監督:溝上峻平
ウイルス蔓延が叫ばれる世の中。二人はいつものように部屋に集まり、とりとめもない会話、ウイルスへの愚痴をだらだらと繰り広げる...。いや、様子がおかしい。二人は一体なんの話をしている?いや〜な世界を残酷なほどゆるりと生きる二人の会話劇。

『Like a Bubble』

(2022年/ 19分26秒)
監督:小津 葉郎太
彼女が家を出ていった。多分、もう戻ってはこない。男は、溢れる彼女の思い出を乗せて、ドライブへ車を走らせる。彼女との時間は、短いようで、長いような。それは泡のような。
男は、海へ向かう。彼女は、舞踏をする。それは思い出なのか。虚構なのか。男には分からない。
ただ、泡のように儚い、時間よ。

『未来を探せ』

(2022年/ 13分)
監督:白澤康宏
心優しいめぐみは時々、デッサンが趣味の父のため、モデルをしている。ある時、いつものように公園で絵を描く父娘の前に不思議な中年男性が現れた。買い物に行っている父を待つ娘の前に、大切なものをなくして、途方にくれている男が現れた。一緒に探して見つけ出した娘に、お礼として特別な話をしたいと言い出す男。そこに父も現れて、男の話を聞く事になった。その驚愕の内容とはいかなるものなのか。

『おまえら、オーディションやめろ!』

(2023年/ 25分13秒)
監督:懸垂ブラザーズ【バクザン&後藤龍馬】
中堅俳優の小向井学は数々の現場で経験を積んできた。しかし今まで思うような結果がまったく出せていない。「今日こそは」と意気込んでとある映画のオーディションに参加する。その映画の主催者は偶然にも昔、映画学校で同期の友人だった。現実や理不尽さを突きつけられた小向井のとった行動とは─



今回の【シアターカフェ賞】受賞したのは、

西尾友希監督
『深夜高速』

「実力を試したい」と、ほぼ1人というミニマム構成で制作された『深夜高速』は、また一つ西尾友希監督の実力を照明した。

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ABCDEFGプログラム、総計30作品が上映された3周年記念の大開放祭。
シアターカフェには、沢山の創り手が集い、大勢の観客を集めた。

そして、数多の映画人が縁を結び、絆を広げた。

こうして映画祭で培った絆が、映画館を守り、映画を生かすのだ――。

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TheaterCafe公式サイト