コマ撮り、バルブ撮影、フリッカー技法……
世界を震撼させた『SPACY』をはじめ、実験映画の代表的存在、伊藤高志監督。
初の長編映画『零へ』と、これまでの作品を3部に分けたプログラムを日替わりで上映する【伊藤高志 特集 2023】が、名古屋シネマテーク(名古屋市千種区今池1丁目6−13 スタービル 2F)で公開中だ。
5/14(日)、伊藤高志監督の舞台挨拶を取材すると、その撮影は正に実験と称するに相応しい現場であったことが肌で感じられた。
【伊藤高志 特集 2023】
構成は、以下の通り。
①『零へ』
2021年作品 / デジタル / 72分② 回顧PROGRAM I
伝説の始まり――初期傑作短編集12作品70分
SPACY(1981)/BOX(1982)/THUNDER(1982)/DRILL(1983)/GHOST(1984)/GRIM(1985)/写真記(1986)/WALL(1987)/写真記87(1987)/悪魔の回路図(1988)/ミイラの夢(1989)/ビーナス(1990)
③ 回顧PROGRAM II
構造と気配の間で7作品77分
12月のかくれんぼ(1993)/THE MOON (1994)/ZONE (1995)/ギ・装置M (1996)/モノクローム・ヘッド(1997)/めまい(2001)/静かな一日・完全版 (2002)
④ 回顧PROGRAM Ⅲ
映画の最先端へ――2000年代の伊藤高志5作品65分
イメージフォーラム・フェスティバル2018ジングル(2018)/METAFIVE『The Paramedics』ミュージックビデオ(2021)/アンバランス(2006)/甘い生活(2002)/最後の天使 (2014)
日替わり上映となるので、スケジュールは名古屋シネマテーク公式サイトで確認してほしい。
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