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gallery N」(名古屋市千種区鏡池通3-5-1)の企画展、初日を訪ねると何故か雨に当たることが多い。


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今回も大盛況の展覧会初日、これだけの人が寄れば、自ずと雨男、雨女も集まるのだろう。

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5月13日(土)、初日を迎えたのは

小川 愛 個展
【ストン落ちて、そこある

小川愛さんは、2017年に名古屋芸術大学美術学部洋画コースを修了。

【Drown in sweetness】(2017年)、【empty dream】(2019年)など、ギャラリーNをはじめ出身地の愛知県を中心に精力的に個展を開催している。

かつて、自身の闇を投影した絵に救われ、絵を描くことに依存していたという、小川さん。

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大学時代「パン」というモチーフに出会い、それは幸福の象徴であったという、小川さん。

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人生の折々で出会う「良い絵」は、その時その時の自分によって変遷するという、小川さん。

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それでも尚、「良い絵」が持つ絶対的な力を信じるという、小川さん。

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遠い場所に連れていってくれる自身の作品が「良い絵」であることを生涯かけて目指すという、小川さん。

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今でも作品は自分の投影であり、パンは自身と観る者を繋ぐため不可欠だという、小川さん。

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最近は、自分の絵を俯瞰で眺めることが出来るようになったという、小川さん。

5月13日開催されたオープニングトーク、高松市美術館学芸員髙見翔子さんが、作品について、パンについて、「小川愛」について、紐解いた。



小川愛さんの作品は、謂わばパンを依り代とした自画像なのだ。

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画家・小川愛の心情、体調、環境によって千変万化する、パン。

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現在、「ストンと落ちて、そこにある」パン。

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小川愛 個展【ストン落ちて、そこあるは、月6月4日(日)まで「gallery N」で開催中。

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今後の焼き上がり……否、描き上がりが、楽しみだ――。

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小川 愛

https://artaiogw.wixsite.com/ai-ogawa

gallery N official site

https://www.f-g-n.jp/