5月4日(木・祝)の【VOL.39】に続きゴールデンウィーク二度目の開催となった、月イチ(?)トークライブ【松岡ひとみのシネマコネクションVOL.40】が、ミッドランドスクエアシネマ(愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1ミッドランドスクエア商業棟5階)で5月7日(日)に開催された。
今回はミッドランドスクエアシネマの月イチ企画とのコラボレーション、【シネマ歌舞伎】とのコラボ企画となった。
おさらいになるが、【シネマ歌舞伎】とは、歌舞伎の舞台を多彩なカメラワークで撮影し、高画質映像と5.1CHサラウンドの音響で楽しむ、松竹ならではの企画上映。
歌舞伎愛好家はもちろんのこと映画館を訪れる様々な観客を虜にし続けており、「歌舞伎は【シネ歌舞】でしか観ない」という層も存在する。
名古屋ミッドランドスクエアシネマは、全国屈指の動員数を誇る【シネマ歌舞伎】の聖地だ。
5月の【シネマ歌舞伎】で上映される演目は、
『シネマ歌舞伎
籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいさめ)』
ゴールデンウィーク最終日のミッドランドスクエアシネマには、大勢の歌舞伎ファン、映画ファン、シネマ歌舞伎ファンが足を運んだ。
トークゲストは、日本で唯一人「歌舞伎ソムリエ」を名乗ることが許された、名古屋出身おくだ健太郎さん。
弊サイトで紹介させていただくのは、【松岡ひとみのシネマコネクション】Vol.17「桜姫東文章」、Vol.23「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」に引き続き3度目となる。
歌舞伎公演のイヤホンガイドで「同時解説」を担当されていたおくだ健太郎さん、この日は「ひとり歌舞伎」とでも呼びたくなる圧倒的熱量のトークが繰り広げられた。
「水も溜まらぬ切れ味」という洒落で「籠釣瓶」と呼ばれる太刀は、妖刀と怖れられる村正の作という。
そして、故あって「籠釣瓶」を持つに至った佐野次郎左衛門が疱瘡(天然痘)で痘痕顔となったのにも、実は因縁があり――
と、深掘りすると面白くて堪らない、『籠釣瓶花街酔醒』。
娯楽も、芸術も、学問も、穿てば穿つほど面白い。
どれもこれも名前は違えど、生きる上で必要不可欠な、自己実現するための要素なのだ――。
松竹 シネマ歌舞伎ホームページhttps://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/
松岡ひとみのシネマレスト
https://cinemarest.com/
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