『ドキュメンタリー映画
岡本太郎の沖縄(完全版)』
3月4日(土)より、名古屋シネマテーク(名古屋市千種区今池1丁目6−13 スタービル 2F)にてリバイバル上映が始まった。
愛知県美術館で開催中【展覧会 岡本太郎】の会期が3月14日(水)までに迫っているので、2023年1月のロードショーを観逃した方には朗報だ。
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だが、これは『岡本太郎の沖縄』を初めて観る者への朗報と限った話ではなかろう。
芸術家・岡本太郎が日本の、自身の根源を求めて最後に行き着いた沖縄への旅を丹念に辿ったドキュメンタリー映画『岡本太郎の沖縄』を観て、自らのルーツに触れたかのような既視感めいた感想を覚えた観客も多かったはずだ。
そんな方は、リピート鑑賞したい衝動に駆られていたに違いないのだから。
岡本太郎が、
「日本人とは何か?」
「自分自身とは何か?」
という問いの果てに辿り着いたのは、まだ米軍統治下にあった沖縄だった。
1959年、1966年と二度にわたった沖縄への旅をたどり、現在の沖縄の風景を重ね合わせたのが、ドキュメンタリー映画『岡本太郎の沖縄』である。
『岡本太郎の沖縄』は2019年に全国公開されたが、さらなる取材を重ね、再構成・再編集したのが、『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(完全版)』だ。
リバイバル上映に合わせ、葛山喜久監督が名古屋シネマテークに再登壇した。
今回、3月4日(土)の舞台挨拶を取材した。
岡本太郎が、旅を媒介として自己を見つめていたように、
私たちも、岡本太郎を通して自分自身を観つめているのかもしれない――。
『ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄(完全版)』公式サイト
http://okamoto-taro.okinawa/『展覧会 岡本太郎』
Okamoto Taro:A Retrospective
2023.1.14(土)〜3.14(水)https://taro2022.jp/
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