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1/21(土)ミッドランドスクエアシネマ2(名古屋市中村区名駅4丁目11−27 シンフォニー豊田ビル)にて、映画パーソナリティ松岡ひとみさんとミッドランドスクエアシネマによる名物企画【松岡ひとみのシネマコネクション】が開催された。

今回の上映作品は、

パン・ナリン監督
『エンドロールのつづき』


本年度アカデミー賞®国際長編映画賞インド代表に選出された本作は、「インド版『ニュー・シネマ・パラダイス』」とも評され公開前から大変な話題となっている。
パン・ナリン監督の自伝とも言える『エンドロールのつづき』で主人公を演じるバヴィン・ラバリは、3,000人のオーディションを勝ち抜いた新人。
その豊かな表現力からは想像もできないが、今作が演技初挑戦だ。

パン・ナリン監督の映画愛が全編を覆い尽くす「映画へのラブストーリー」で、サマイと一緒に映画に恋してほしい。

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『エンドロールのつづき』ストーリー

インド・グジャラート州チャララに暮らす9歳のサマイ(バヴィン・ラバリ)は、学校が終わると父(ディペン・ラヴァル)が営むチャイ店を手伝い駅で売り子をやっている。
サマイの家はバラモンの家系で、久しぶりに家族で観に行く映画も女神カーリーがテーマの作品だった。
すっかり映画に魅了されたサマイだが、映画を下賤なものとして軽蔑している父がそれを許すはずもなく、サマイはこっそり学校をサボって映画館「ギャラクシー座」に忍び込む。
映画館の職員に見つかり敢えなくつまみ出されてしまうサマイだったが、その様子を見ていた映写技師ファザル(バヴェーシュ・シュリマリ)を料理上手な母(リチャー・ミーナー)の弁当で懐柔することに成功する。
サマイは学校を抜け出し、ファザルが働くギャラクシー座の映写室に通う毎日を送るようになるのだが――。

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トークゲストは、シネマコネクションVOL.27『RRR』でも素晴らしい解説をしてくれた、豊橋在住のインド映画研究家・高倉嘉男さん。
この正月もデリーを訪問したという、愛知県のみならず日本屈指のインド通だ。

今回VOL.33でのトークも冴え渡り、会場からの質問ではインドの社会問題にも切り込んでみせた。



高倉先生の解説によると、今は第三次インド映画ブームの真っ最中。

2月10日(金)公開の『バンバン!』だけでなく、今後ますますインド映画から目が離せない――。

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『エンドロールのつづき』公式サイト

https://movies.shochiku.co.jp/endroll/

Filmsãgar

https://filmsaagar.com/

松岡ひとみのシネマレスト

https://cinemarest.com/