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2023年1月6日(金)より待望の全国ロードショーが始まった


『とべない風船』


宮川博至監督にとって初長編となる今作には西日本豪雨の記憶を風化させまいとするメッセージが込められて、監督の地元である広島県呉市や江田島市など「多島美」の地でオールロケを敢行したヒューマンドラマだ。


『とべない風船』ストーリー

瀬戸内海のとある島に、教師を辞めて休職中の凛子(三浦透子)がやってくる。

数年前から亡き母(原日出子)と島に移り住んでいる繁三(小林薫)は、一人娘の凛子に何かと世話を焼くが、疎遠になっていた父娘はなかなか心が通わない。

到着した日の晩、真っ暗闇の中獲れた魚を届けにきた漁師の憲二(東出昌大)に、凛子は腰を抜かす。

ろくに言葉も発さない憲二は、繁三の顔馴染・マキ(浅田美代子)が営む居酒屋でも、漁師仲間(柿辰丸、笠原秀幸、中川晴樹、遠山雄)らとも打ち解けない様子で、凛子は気味が悪い。

だが、憲二も以前はこんな風ではなかったと少しずつ分かってくる。

憲二は数年前の豪雨災害で起きた土砂崩れで、愛する家族を亡くしていたのだ――。


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2023年1月8日(日)伏見ミリオン座(名古屋市中区錦2丁目15−5)にて、初週舞台挨拶が開催された。
宮川博至監督、東出昌大(主演:憲二 役)、柿辰丸(組合長 役)、遠山雄(デク役)と、大所帯の登壇に客席も満席となった。



映画が、誰かの心の傷を必ずしも修復するような高尚なものとは思わない。

それでも、明るい気持ちになれる映画になったと思う。


そう語る主演・東出昌大に、微笑んでいるように思えた……

黄色い風船が、多島美の空が、そして、映画の神様が――。


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映画『とべない風船』

2023年1月6日(金)より

新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、 伏見ミリオン座

ほか全国順次ロードショー


監督・脚本: 宮川博至


出演:


東出昌大、三浦透子


小林薫、浅田美代子

原日出子、堀部圭亮、笠原秀幸、有香、中川晴樹

柿辰丸、根矢涼香、遠山雄、なかむらさち


プロデューサー:奥野友輝

協力プロデューサー:鈴木剛

助監督:濱本敏治

撮影:亀井義紀

照明:太刀掛進

美術監督:部谷京子

録音:古谷正志

音楽:菊地智敦

製作:buzzCrow Inc.

配給:マジックアワー


2022年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/100分


『とべない風船』公式サイト

https://tobenaifusen.com