映画、テレビを問わず名バイプレーヤーとして活躍する、滝藤賢一。
TBSドラマ「半沢直樹」(13)で一躍人気を不動のものとした感があるが、無名塾出身の滝藤の出世作といえば『クライマーズ・ハイ』(08)を忘れる訳にはいかない。
その他、『SCOOP!』(16)、『64 -ロクヨン-』(16)、『狐狼の血』(18)など、どんな出演作でも遺憾なく力を発揮する実力派……などと、今さら説明する必要もないだろう。
そんな俳優・滝藤賢一に今まで劇場用長編映画での主演がなかったのを知って、彼の出身地が名古屋市だということ以上に驚愕した。
その映画が、今回紹介する『ひみつのなっちゃん。』。
メガホンを取ったのは、田中和次朗監督。
完全オリジナル脚本を自身で書き上げ、堂々の監督デビュー作となった。
『ひみつのなっちゃん。』ストーリー
新宿二丁目の店でママを務める、なっちゃん(カンニング竹山)が死んだ。バージン(滝藤賢一)は、仲間のズブ子(前野朋哉)と共に、なっちゃんの店で働くモリリン(渡部秀)に呼び出される。
なっちゃんとの思い出に浸る、バージンらドラァグクイーンの3人。
だが、悲しみに暮れてる場合ではない。
家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったなっちゃんの為に、証拠を隠してあげなくては。
だが、自分のことをほとんど秘密にしていたなっちゃんだから、住所も本名も何も知らないバージンたちは途方に暮れる。
そうこうしている間に、なっちゃんの母・恵子(松原智恵子)が、岐阜県からやってくるのだった――。
岐阜県郡上八幡で撮影されたとあって、『ひみつのなっちゃん。』は1月6日(金)より愛知・岐阜にて先行公開が始まっている。
1月7日(土)、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋市中村区名駅四丁目7番1号 ミッドランドスクエア商業棟5階)にて、舞台挨拶が開催された。
なんと全員が濃尾地方の関係者だそう。
名古屋市出身の、滝藤賢一、松原智恵子。
そして、岐阜出身の、永田薫(MAGIC☆PRINCE/出演)、アンジェリカ(出演)。
また、田中和次朗監督も、郡上八幡に縁があるとか。
とびきりお洒落で、笑って泣けて、暖かい気持ちになれるロードムービー『ひみつのなっちゃん。』。
全国ロードショーは、1月13日(金)から。
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