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令和4年もいよいよ暮れゆかんとする晦日・12月30日(金)、シネマスコーレ(名古屋市中村区椿町8 アートビル1F)で絶賛公開中、ウワサの「活弁映画」
『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』
舞台挨拶を取材した。

さてさて……活弁映画の「活弁」とは、「活動写真弁士」の略。
映画を活動写真(通称:カツドウ)と呼んだサイレントムービーの時代、専門の弁士が解説を当てて無声作品を上映した、日本独特のエンターテイメントだ。

『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』とは、弁士による解説が付くことが前提で作られた「活弁映画」。
関西を中心に活躍する弁士・大森くみこと女優・辻凪子が作り上げた、温故知新エンターテイメント映画だ。

上映形態も一風変わっていて、「活弁公演版」の際は大森くみこのライブ活弁+生演奏が付き、「活弁吹込版」の際は映画の冒頭に導入ムービーが追加される。
「公演版」「吹込版」共に、活弁の魅力が存分に味わえる仕様になっているのだ。

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『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』ストーリー

コミカルピザのアルバイトとして毎日ピザの宅配に明け暮れる、ジャム(辻凪子)には世界一のコメディエンヌになるという夢があった。
ある日、ジャムの住む「ありが町」には千年に一度という大嵐に見舞われ、ジャムは家ごと空の彼方に飛ばされてしまう。
ジャムが目を覚ますと、怪しい兵士に王様(塚地武雅)の元へと連行される。王様によると、そこはピザの惑星だという――。

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シネマスコーレでの最後の舞台挨拶を、動画で紹介する。
冒頭に「活弁吹込版」の生解説も入っているので、是非とも御覧あれ。



“JAM ジャム”という言葉を調べてみると、元々「ぐちゃぐちゃ噛む」という意味を持つ英語の古里言“cham”が語源という。
chamから生まれたjamは、今では「詰め込む」「凝縮」という意味でも使われている。

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監督・辻凪子が表現の全てを詰め込んだ『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』は、主人公・ジャムの名に凝縮されているということだ。

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映画が誕生して、120年。
ジャムの活躍は、どんな風に語られ、どう解釈され、どのように進化していくのか。
50年、100年後のジャムを、ワクワクしながら観ていこう――。


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『I AM JAM ピザの惑星危機一髪!』公式サイト

https://www.iamjam-movie.com/

活動写真弁士 大森くみこ 公式サイト

https://www.omorikumiko.world/