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ご存知、ゴチソー尾張「美濃遠征シリーズ」、今回は冬の陣。

12月10日(日)、喫茶 星時(岐阜県岐阜市神田町3丁目3 加藤石原ビル2F)にて、Café Mirageプレゼンツ【MIRAGE THEATRE vol.7】が開催された。


今回の企画が立ち上がったのは2年あまり前のことで、コロナ禍による緊急事態宣言などで開催が延びに延び、その間に上映作も変遷したという。

結果、今回のプログラムとなったことは、涼夏さん曰く「結果オーライ」。


上映された作品は、東海林毅監督作品の2作。


『ホモソーシャルダンス』

 (2019年/11分)


『片袖の魚』

 (2021年/34分)


ちなみに、『片袖の魚』は岐阜県初上映。

日本で初めてトランスジェンダー当事者の俳優を一般公募でオーディションした、記念碑的作品だ。

その意義についても、東海林毅監督自らによりアフタートークで存分に語られた。




コンテンポラリーダンスと奇抜な衣装、そしてミニマルな舞台装置で、社会に蔓延る歪な価値観を表現した、『ホモソーシャルダンス』。


トランスジェンダー当事者の日常を具に描き、様々なマイクロアグレッションに苛まれる心情を「水」で表現した、『片袖の魚』。


東海林毅監督による詳細な解説は、鑑賞者の感想とスパークし合い、喫茶星時では多種多様な意見が交感された。


多様性は、広がり、深まり、手を携え、自由を目指す――。


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