前日の【Vol.24】に引き続き、月イチ(?)トークライブ【松岡ひとみのシネマコネクション】が、ミッドランドスクエアシネマ(愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1ミッドランドスクエア商業棟5階)で8月14日(日)に開催された。
今回の【Vol.23】も、ミッドランドスクエアシネマの他の月イチ企画とのコラボレーション。
5月3日の【VOL.17】に引き続き、【シネマ歌舞伎】とのコラボ企画となった。
シネマ歌舞伎についておさらいすると、歌舞伎の舞台を多彩なカメラワークで撮影し、高画質映像と5.1CHサラウンドの音響で楽しむ、松竹ならではの名物企画。
名古屋ミッドランドスクエアシネマは、全国でも屈指の動員数を誇る、シネマ歌舞伎の聖地なのだ。
8月の【シネマ歌舞伎】で上映される演目は、
「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」
三谷幸喜氏が演出する新作歌舞伎の中でも、歌舞伎座公演を踏んだ大人気作品。
ちなみに、「月光露針路日本」は、「つきあかりめざすふるさと」と読みくだす。
みなもと太郎の大ロングラン漫画「風雲児たち」を原作としていて、三谷氏は原作漫画のファンを公言している。
お盆のミッドランドスクエアシネマには、大勢の歌舞伎ファン、映画ファン、シネマ歌舞伎ファンが足を運んだ。
シネマコネクションのトークゲストは、Vol.17「桜姫東文章」に引き続き、歌舞伎ソムリエで名古屋出身の、おくだ健太郎さん。
歌舞伎公演のイヤホンガイドで「同時解説」を担当されていたおくだ健太郎さんは、この日も観客席も巻き込んだ魅力あふれるトークを披露した。
「ワンピース」、「風の谷のナウシカ」と、新作歌舞伎が今後ラインナップに列なる、【シネマ歌舞伎】。
ニューウェーブ歌舞伎なるものを訝しむファン層も多いだろうが、今回の「月光露針路日本」は“新作歌舞伎の入門篇”として相応しい演目であったことは間違いない。
スクリーン内と観客席……銀幕の内と外で、歓声が呼応する場面が何度も観られた。
シネマコネクションと、シネマ歌舞伎……次回は冬休みと言わず、次なるコラボレーションを心待ちにしつつ、ミッドランドスクエアシネマを後にした――。
松竹 シネマ歌舞伎ホームページhttps://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/
松岡ひとみのシネマレスト
https://cinemarest.com/
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