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広島、京都での先行上映、そして東京など首都圏での本上映に、尾道映画祭。
上映されるごとに話題は大きな評判となり、全国の文芸映画ファンがロードショーを待ちわびる、映画『逆光』。

名古屋シネマテーク(名古屋市千種区今池1丁目6−13 スタービル 2F)では、6月25日(土)より公開が始まった。

映画『逆光』ストーリー

1970年代の夏、大学4年生の晃(須藤蓮)は、2年先輩だが大学に残っている吉岡(中崎敏)を連れて、尾道の実家を訪れる。
尾道は、晃が小学生の頃に東京から越してきた街で、退屈な少年時代を過ごした街だ。
晃は吉岡が退屈しないよう、地元で看護婦として働く同級生の文江(富山えり子)に、誰か女の子を連れてくるよう頼む。
文江は心当たりがないと気のない返答をするが、晃と話しているうち、同じく同級生のみーこ(木越明)に思い当たる。
一風変わったみーこでも良いのかと訝る文江に、晃は言う。
「あんまり美人つれてこられても、それはそれで困るんだよ」

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6月25日(土)、名古屋シネマテークにて、『逆光』初日舞台挨拶を取材した。

登壇したのは、主演にして本作で初監督を務めた、須藤蓮。
そして、『ジョゼと虎と魚たち』でデビューして以来、映画・TVで活躍する脚本家・渡辺あや氏だ。



私たちは、ほんの刹那ほどの瞬間も、時間を逆行することがかなわない。

だからこそ、今は昔である50年前が、輝いて見えるのだろう。
そして、青春を過ごした日々が、眩しく映るのだろう。

そんな、目を開けていられないほど光を放つ「逆光」の如き時間を、愛おしいほど渇望するのだろう。

懸命に焦がれた、二度と戻れぬ時を、人々は呼ぶのだろう……
「永遠の一瞬」、と――。

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映画『逆光』

須藤蓮 中崎敏

富山えり子 木越明
SO-RI 三村和敬 河本清順 松寺千恵美 吉田寮有志

企画:渡辺あや 須藤蓮 
監督:須藤蓮
脚本:渡辺あや
音楽:大友良英

プロデューサー:上野遼平
撮影:須藤しぐま
照明:原澤遥哉
録音:五十嵐猛吏
衣装:高橋逹之真/木和田昴
美術:露木恵美子
ヘアメイク:藤原玲子 制作担当:北村眞悟   
スチール:石間秀耶 エキストラ担当:毛頭香
企画協力:寺岡環
永長優樹 エグゼクティブプロデューサー:小川真司    

制作・配給:FOL
制作協力:Ride Pictures
配給協力:ブリッジヘッド

2021年 62分

映画『逆光』公式サイト