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松井玲奈といえば、愛知県豊橋市の出身ということもあり、愛知県民には思い入れのある俳優だ。

TVドラマ「名古屋行き最終列車」の演技は好感を持ったし、映画でも『21世紀の女の子』『輪違屋糸里 京女たちの幕末』『はらはらなのか』など、出演作では例外なく存在感を見せつける。
愛知県常滑市で撮影された『ZOKKI』での強烈な役柄は、その最たる例だ。

そんな松井玲奈初めての単独主演映画が公開されると聞いて、ちょっと違和感を覚えた。
だが、考えてみれば『gift』(宮岡太郎監督/2014年)は遠藤憲一との、『笑う招き猫』(飯塚健監督/2017年)は清水富美加との、W主演か。

前置きが長くなってしまったが、松井玲奈の主演作なら、自信を持ってお薦めできる。
鑑賞前から、そう思った。

作品のタイトルは、
『幕が下りたら会いましょう』

メガホンを揮ったのは、新鋭・前田聖来監督。
【MOOSIC LAB 2018】での 『いつか輝いていた彼女は』が大好評だった前田監督は、本作が初の商業映画となる。

元役者である前田聖来監督ならではの物語に、個性的なキャスト陣が集結した。

『犬猿』(吉田恵輔監督/2018年)の、筧美和子。 
 『カメラを止めるな!』 (上田慎一郎監督/2018年)の、しゅはまはるみ。 
『ファンファーレが鳴り響く』(森田和樹監督/2020年)の、日高七海。
『ずぶぬれて犬ころ』(本田孝義監督/2019年)の、木口健太。
『くれなずめ』(松居大悟監督/2021年)の、目次立樹。
『羊とオオカミの恋と殺人』(朝倉加葉子監督/2019年)の、江野沢愛美。
『ミセス・ノイズィ』(天野千尋監督/2020年)の、大高洋子。

また、さすがの存在感でスクリーンを締めるベテラン勢、丘みどり(友情出演)、袴田吉彦にも注目を。
フレッシャー・大塚萌香も忘れる訳にはいかない。

『幕が下りたら会いましょう』ストーリー

麻奈美 (松井玲奈)は、とある地方都市で母・京子(しゅはまはるみ)が切り盛りする「ヘアサロンさいとう」を手伝いつつ、「劇団50%」を主宰している。
劇団は鳴かず飛ばずで何年も公演すらしていないが、立ち上げから看板女優を張る早苗(日高七海)らの助けもあり、喧嘩しつつも続いている。
東京で一人暮らしをしていた妹の尚(筧美和子)が亡くなった夜も、麻奈美劇団の仲間とバカ騒ぎをしていた。
早苗に付き添ってもらい遺品整理で上京した麻奈美は、尚を慕っていた職場の後輩・ほのか(江野沢愛美)と出会う。
だが、ほのかから紹介された「パワハラ被害者の遺族を支援するNPO」代表という新山(木口健太)により、思いもよらぬ事態が――。

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11月26日(金)より、新宿武蔵野館など首都圏を中心に公開が開始された『幕が下りたら会いましょう』。

11月28日(日)、センチュリーシネマ(名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館8F)で開催された、前田聖来監督、松井玲奈による公開記念舞台挨拶を取材した。

名古屋では、12月3日(金)より、センチュリーシネマ、イオンシネマ名古屋茶屋、イオンシネマワンダーで公開が始まる、『幕が下りたら会いましょう』。


松井玲奈、初の単独主演映画。
前田聖来監督、初の商業映画。


初ものづくしの本作に、映画館で会いましょう――。


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『幕が下りたら会いましょう』

松井玲奈

筧美和子 しゅはまはるみ 日高七海
江野沢愛美 木口健太 大塚萌香 目次立樹

丘みどり(友情出演) / 袴田吉彦

監督:前田聖来
脚本:大野大輔、前田聖来
主題歌:JamFlavor 「CRY〜戻りたい夜を〜」(avex infinity)
撮影:春木康輔
企画:直井卓俊
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
製作・宣伝:エイベックス・エンタテインメント

『幕が下りたら会いましょう』公式サイト