お馴染み、名古屋が誇る映画パーソナリティー・松岡ひとみさんと、地元密着型シネコン・ミッドランドスクエアシネマという強力タッグによる映画プログラム【松岡ひとみのシネマコネクション】は、「ほぼ」月1回の頻度で開催している月イチトークライブ。
こういった表現は、大抵は目標を下回るのがお決まりだが、シネマコネクションは月イチ以上のペースで開催される「嬉しい誤算」なイベントだ。
2021年11月7日(日)、【第7回 松岡ひとみのシネマコネクション】がミッドランドスクエアシネマ2(名古屋市中村区名駅4丁目11−27 シンフォニー豊田ビル)で開催された。
今回の上映作品は、5月に公開されたばかりの『HOKUSAI』(監督:橋本一)だ。
表現の自由という概念すらなかった封建社会。
江戸時代、芸術・娯楽の先端を担っていた浮世絵師、読み本作家、そして版元たちは、幕府の締め付けと戦っていた。
映画『HOKUSAI』では、文化・文政時代の浮世絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を描いた一大エンターテインメント。
葛飾北斎が遺した膨大な作品群から、欠落だらけの北斎像に迫った意欲作だ。
柳楽優弥、田中泯、阿部寛、永山瑛太、玉木宏ら、キャストたちの熱演も大きな見どころである。
上映後、恒例のトークショーが開催された。
今回のゲストは、『和樂web』 編集長 セバスチャン高木さんと日本舞踊・西川流四世家元 西川千雅さん。
伝統から現代に至るまで、日本の芸術と文化について語るには打って付けのお二人だ。
さてさて……
映画『HOKUSAI』
日本文化のスペシャリスト・セバスチャン高木さん
名古屋をどり主宰・西川千雅さん
こんなコネクションを、松岡ひとみさんは如何に料理しますか……否、摺り合わせますか?
芸術の秋、文化の秋に相応しい、名古屋の恒例イベント【やっとかめ文化祭】の講座に入っていても不思議ではないほど、為になり、面白いトークを聞くことが出来た。
【松岡ひとみのシネマコネクション】、次回の【vol.8】(?)も楽しみだ。
そして、いつの日か「蔦重」の映画を観られる日が来ることも――。
映画パーソナリティ☆松岡ひとみ
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