「映画パーソナリティ」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、松岡ひとみさん!
東海地方に住む者ならば、そう答える人は多い。
数多の大御所、全国的な知名度を誇る映画コメンテーターを差し置いて、名古屋で松岡ひとみさんが支持されるのは何故なのか?
その理由が知りたいなら、松岡さんが主催するイベントに行ってみると良い。
今回は、松岡ひとみさんが定期的に開催しているトークイベント
【月イチトークライブ
松岡ひとみのシネマコネクション】
を、取材した。
10月24日(日)、ミッドランドスクエアシネマ2(名古屋市中村区名駅4丁目11−27 シンフォニー豊田ビル)で開催された【松岡ひとみのシネマコネクション vol.3】では、森田芳光監督の『家族ゲーム』(1983年/106分)が上映され、ゲストを交えてトークセッションが繰り広げられた。
【森田芳光70祭 IN 名古屋】と銘打った今回のシネマコネクション、お迎えするトークゲストは、映画プロデューサーの三沢和子さん。
故・森田芳光監督の奥方でもある三沢和子プロデューサーは、ほとんどの森田芳光映画のプロデューサーを務め、すべての作品に何らかの形で関わられたそう。
上映後のトークでは、『家族ゲーム』について、森田芳光監督との出会いについて、撮影秘話について、森田組の心得について……
文字通り「モリタ映画」の第一人者として、時間を惜しまず語り尽くしてくれた。
ほぼノーカットで紹介させていただくので、是非ともご覧あれ。
それにしても、有名な「テレビ放送カット事件」の顛末は、そういうことであったのか……。
ちなみに私は、居眠りしてしまって楽しみなシーンが観られなかったと勘違いして、自分を責めたものだ。
確か当時、私は茂之(演:宮川一朗太)と同じ受験生だった。
トークショーの動画を観てくれた方には、もうお解りであろう。
松岡ひとみさんが支持される理由が。
ここまで広く、深く、面白いトークが展開されるのは、松岡さんの手腕に他ならない。
森田芳光監督自身から賛辞を贈られるのも、名古屋人的には「さもありなん」てなものだ。
今後の【シネマコネクション】も、楽しみだ。
“vol.”が幾つなのかにも、注目していこうと思う。
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