『いのちのかたち ―画家・絵本作家 いせひでこ―』(2016年/82分)など、良質なドキュメンタリーを自主映画から夜に送り続ける、映像作家・伊勢真一監督。
伊勢監督のドキュメンタリー映画は、どこかプライベート・フィルムを覗き見ているような風情を持ちながら、次第に作品が内包する本質、真実に気付かされる、卓越した構成が特徴だ。
『奈緒ちゃん』(1995年/98分)、『やさしくなあに 〜奈緒ちゃんと家族の35年〜』(2017年/110分)などは、その好例だろう。
それは、名演小劇場(名古屋市東区東桜2丁目23−7)で10月9日(土)に初日を迎えた、新作『いまは むかし 父・ジャワ・幻のフィルム』でも健在だ。
今作で伊勢真一監督は、亡父・伊勢長之助氏が大戦中インドネシアで撮った国策映画を追った。
日本、インドネシア、オランダと巡った長い旅は、いつしか監督の長男・伊勢朋矢(ディレクター)氏、長女・伊勢佳世(俳優)氏も巻き込み、語られなかった戦争の真実を発掘していくこととなる――。
10月9日(土)公開初日、伊勢真一監督が登壇した。
舞台挨拶を取材することが出来たので、動画でレポートする。
いまは、むかし
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