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『片袖の魚』ストーリー

トランスジェンダー女性のひかり(イシヅカユウ)は、熱帯魚の飼育・展示を手掛ける会社で働いている。
生きづらさを感じることは度々あるが、ショーラウンジで働く千秋(広畑りか)、職場の同僚の辻(猪狩ともか)、上司の中山(原日出子)らの支えもあり、都会で一人暮らしを続けている。
そんなある日、ひかりは初めての出張を命じられ、で久しぶりに故郷を訪ねることになる。
過去の出来事が胸を去来し、言い表せない思いに駆られるひかり。
彼女は、高校時代の同級生、敬(黒住尚生)に連絡をとるのだが――。

『片袖の魚』は、日本で初めてトランスジェンダー女性の俳優オーディションを一般公募した映画である。
オーディションに集まった応募者から主役に選ばれたのは、イシヅカユウ。
モデルとしてファッションショー、スチールなどで活躍し、近年ではMVなど映像作品への出演も多い。2017年には『蹄』(木村あさぎ監督)で映画デビュー、『片袖の魚』は初主演となる。

本作のプロデューサー・脚本・監督を務めたのは、世界のLGBTQ+映画祭で高い評価を得ている東海林毅監督。
詩人・文月悠光の詩を原案として、34分の傑作が生まれた。

9月18日(土)、名古屋シネマテーク(名古屋市千種区今池1丁目6−13 スタービル 2F)では『片袖の魚』が初日を迎えた。

東海林毅監督の舞台挨拶を、動画でレポートする。

名古屋シネマテークでは、


9月19日(日)
『片袖の魚』トークショー
東海林毅監督
ライラグレイル(ドラァグクイーン、なごやレインボープライド実行委員会共同代表)


9月20日(月 祝)
『片袖の魚』×『日常会話』(ホアン・フイチェン監督)クロストーク
東海林毅監督
小島あつ子(『日常対話』配給担当)

と、『片袖の魚』への理解を深める企画が目白押しとなっている。

動画レポートでもお分かりの通り、劇場では万全の新型コロナウィルス(COVID-19)感染防止対策が施しているので、是非とも足を運んでほしい。

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©2021 みのむしフィルム

『片袖の魚』公式サイト

名古屋シネマテーク公式サイト