豊田利晃監督が令和のニッポンに放つ、強烈な一撃。
全国順次ロードショー公開中の『全員切腹』は、26分という尺に完成度、満足度、そして、主張、熱量が叩き込められた、稀有な傑作だ。
2019年『狼煙が呼ぶ』、2020年『破壊の日』と合わせて【狼蘇山(おおかみよみがえりやま)三部作】として撮られた『全員切腹』。
コロナ(COVID-19)と五輪で揺れる2021年、凄まじい映画が投下された。
『全員切 腹』ストーリー
明治時代、市井の人々は大流行している疫病に苦しんでいた。そんな中、疫病の流行は誰かが井戸に毒をまいた為に起こったという噂があった。
奉行所は下手人を捕縛し、狼蘇山神社に引っ立てるのだが――。
主演は、ハリウッド映画『沈黙』『Giri/Haji』の、窪塚洋介。
『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』に続き【三部作】に出演した渋川清彦、『ソワレ』『HOKUSAI』とキャリアを積む若手・芋生悠の熱演も光る。
リョウイチ(『ラスト・サムライ』)、飯田団紅(切腹ピストルズ)にも注目だ。
9月5日(日)、センチュリーシネマ(名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館8F)では、【狼蘇山三部作】(『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』『全員切腹』)が一挙上映された。
上映後、豊田利晃監督と『全員切腹』主演の窪塚洋介さんが舞台挨拶に登壇したので、レポートする。
如何だったろう?
ネタバレの関係で泣く泣くカットした箇所もあったが、出来得る限りギリギリまで動画に纏めさせていただいた。
【狼蘇山】シリーズは三部作で完結かと思いきや、【豊田利晃版「火の鳥」化計画】まで飛び出した。
私たちは今、壮大なムービー・オペラの誕生を目にしているのかもしれない――。
映画『全員 切腹』
センチュリーシネマほか絶賛公開中!
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