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マンガ少年
漫金超(季刊まんがゴールデンスーパーデラックス)
エイリアン(少年KING増刊)
月刊ベティ
リュウ(アニメージュ増刊 SFコミックス リュウ/別冊アニメージュ SFコミックス リュウ/別冊アニメージュ SF COMICS リュウ)
少年キャプテン
メディウム
季刊コミックアゲイン
少年キャプテンセレクト
ネムキ(眠れぬ夜の奇妙な話)
サスペリア
ミステリマガジン

……日本には、これだけの掲載誌を亘って愛された漫画がある。
(リュウやキャプテン等に掲載された物語は、キャラ名、少々の設定だけが重なったパラレル作品だという意見もあろう……如何せん、愛ゆえの解釈と言って良い)

『帝都物語 TOKIO WARS』、『学校怪談』など関連作(などと括ると、また好事家さまにお叱りを受けるかもしれないが…)も含めると、今もなお作品は生き続け、愛され続けていると言えるだろう。

高橋葉介
夢幻紳士

タイトルを聞けば、耳覚えがおありの向きも多いだろう。
考えてみれば、これほどの紆余曲折があっても尚、愛され続ける作品は、国内は許より世界でも類を見ないであろう。

そして今、「夢幻紳士」ワールドは更なる広がりを見せる。

それが、劇場版『夢幻紳士 人形地獄』である。
原作の初出は「リュウ」1982年9月号の『夢幻紳士・人形地獄』であるから、実に29年越しの実写映画化ということになる。

映画『夢幻紳士 人形地獄』ストーリー

かつて昭和と呼ばれた時代が、まだ始まったばかりだった頃。
帝都で名を馳せる名探偵・夢幻魔実也(皆木正純)は、紙風船に導かれ、とある山村に辿り着く。
寂れた病院では、少女・那由子(横尾かな)が、まるで生き人形の如く睡り続けていた。
駐在(義いち)によると、近隣の村では最近、未解決の少女の誘拐事件が多発しているという。
成り行きで事件に首を突っ込む魔実也には、小堀(龍坐)という男が付き纏っていた。
人の心を操ることが出来る魔実也に婚約者・八重子(紀那きりこ)の心を奪われた小堀は、いつか魔実也の寝首を掻いてやるのだ、と言う――。


6月26日(土)より新宿K's cinemaで全国順次ロードショーが始まった『夢幻紳士 人形地獄』は、7月17日(土)より名古屋シネマテーク(名古屋市千種区今池1-6-13今池スタービル2F)でも待望の公開が始まった。

今回、7月18日(日)の舞台挨拶を取材することが出来たので、動画で紹介する。
登壇したのは、海上ミサコ監督、皆木正純さん、紀那きりこさんだ。

ちなみに、舞台挨拶で海上監督が言及していた『ウェディングジンクスを踊れ』は、シアターカフェ移転&リニューアルオープン1周年記念開放祭Bプログラムで上映される。

紀那きりこさんが言っていた、山本政志監督の『脳天パラダイス』『漂流者』に関しては、こちらを覗いてみると良い。


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トーク後、ロビーではサイン会が開催された。

大勢の映画ファン、高橋葉介ファン、夢幻魔実也ファンが列を成し、終電迫る名古屋の夜は熱く更けてゆくのであった――。

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Ⓒ高橋葉介・早川書房・ビーチウォーカーズコレクション

配給:ミカタ・エンタテインメント
宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト

映画『夢幻紳士 人形地獄』公式サイト