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お馴染み、名古屋のポップ・クラシック・カルテット

【FlyingDoctor】(フライングドクター)


2021年6月6日(日)、K.Dハポン-空き地-(名古屋市中区千代田5丁目12-7)で、開催された久々のワンマンライブ

『flying popping cheer vol.5』


今回は、2nd.ステージをレポートする。

※1st.ステージは、こちらから※


FlyingDoctor
(フライングドクター)

unoiyo

担当:ソプラノ鍵盤ハーモニカ・アンデス・カホン・ピアノ・トイピアノ・マリンバなど

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岩田ゆいこ(yuipu)

担当:アルト鍵盤ハーモニカ・ヴァイオリン・ウクレレ・トイピアノなど

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CHIKKY

担当:バス鍵盤ハーモニカ・ピアノ・バスクラリネット・アコーディオン・トイピアノなど

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ゲゲゲの鬼太郎

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いきなりの“父さん”に、一気に心を掴まれる、名カバー。
主旋律から判断すると、どうやら吉幾三バージョンとみた(笑)

明日に架ける橋

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フライングドクターがまだ「物理的に」カルテットだった頃以来、久しぶりの演奏とか。
以前のバージョンはYouTubeチャンネル『STUdiO29』にあるので、聴き比べてみると面白い。

うっせぇわ

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カバー3連発のラストは、yuipu曰く「Amazonミュージックに教えてもらった」曲。
この曲のような「旬な楽曲」は、もう二度と聴けないかもしれないボーナス感がある。
まさに、ライブならでは!

Le petit ange

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1stステージの『Port town』と同様、最新アルバム『salut』に収録された新曲で、こちらもこの日が初披露。
作者のyuipuによると、『Le petit ange』はフランス語で「子供の天使」。
可愛いだけでなく、わがままな雰囲気もまとわせたくて、このタイトルにしたとか。
タイトルが示す通り、気儘なバイオリンの調に、心地好く翻弄される。

モルダウ

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以前のライブでCHIKKYから、最近の音楽の教科書では『モルダウ』でなく『ブルタバ』のタイトルで載っていると聞いた。
なるほど、「チェコ国民楽派の父」スメタナの代表曲『わが祖国』でも一番知られている楽章なのだから、ドイツ語のモルダウ川より、チェコ語のブルタバ川と呼ぶのが相応しいのかも。

運命

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「ザ・クラシック」なベートーベン交響曲第5番も、ドクターに掛かるとガラリと雰囲気を変える。
先ほどの『モルダウ(ブルタバ)』、そして『ツィゴイネルワイゼン』やチャイコフスキーのバイオリン協奏曲のように、原曲の雰囲気を残しつつ敢えて少しずらした編曲も趣きがあるが、この『運命』や『白鳥の湖』みたいに根底からイメージを覆すようなぶっ飛んだアレンジは、本当に心が踊る。

空飛ぶペンギン

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考えてみれば、ドクターのオリジナル曲は、2ndステージでこれがようやく2曲目なのだ。
カバーもクラシックも「ドクター流」にしてしまうから、ライブはどんどんボーダーレスと化していく。

プルガトリウム

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ライブのオーラスは、こちらもお馴染み「オッフェンバック作曲、フライングドクター編曲」の、『プルガトリウム』。
だがしかし、何気なくセットリストを繰ってみれば、この曲がラストに演奏されたのは、去年の9月以来であった。
多彩な構成を変幻自在に組めるのも、フライングドクターならでは。

でこぼこエンジン(encore)

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今回のアンコール曲は、CBCラジオ開局70周年記念のラジオドラマ「鳥籠になった男2021」に楽曲提供した、『でこぼこエンジン』。
新型コロナ(COVID-19)緊急事態宣言により閉演時間が厳しい中でもアンコールに応えられるのは、タイムキーパーCHIKKYの見事な采配があってのこと。

ラジオドラマ「鳥籠になった男2021」は、こちら


2ndステージのダイジェストは、こちらをどうぞ

最新アルバム『salut』情報……
できたてDoctorグッズのプレゼン……
unoiyoのマタニティライフ報告……

などなど、素敵なMC満載なのでどうぞお観逃しなく!

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ポップ・クラシック・カルテット、FlyingDoctor(フライングドクター)。

緊急事態宣言が明けた愛知県ではあるものの、ライブパフォーマンスを取り巻く環境は、依然として厳しい。
だが、フライングドクターにはライブ配信がある。

FlyingDoctor 次の配信ライブは

7月4日(日)19:30〜

YouTubeで開催されるそうなので、公式サイトやTwitterを要チェックだ。



臨月を迎えるunoiyoにとって産休前のラスト配信ライブになるので、どうぞお観逃しなく!

そして、気が早いことではあるものの、産休明けのunoiyo復帰が、今から待ち遠しい。
母となり、音楽活動やプレイスタイルは変わるのだろうか?

そして、FlyingDoctorはどんなセットリストでライブに臨むのだろうか?
やっぱり『愛の挨拶』や『愛の喜び』を演奏するのか?
『おかえり』も外せないだろう……妄想は続く。

そうだ、『ゆりかご』も、『シャボンダマ』も聴きたい。
となると、ボーカル曲が解禁になっている必要がある。

そうとも。
生まれてくる生命のために、
あらゆる表現芸術のために、
今を生きる者たちのために、
コロナ禍を何としても収めなくては。

感染症予防を弛めず、
免疫力を高めつつ、待ちたいと思う。
unoiyoの、還りを――。

FlyingDoctor 公式サイト