モスクワの空港で2年にわたって飼い主を待ち続けた忠犬・パルマの姿を描いた日本とロシア合作による感動の実話『ハチとパルマの物語』の東京プレミアが5月25日(火)に開催。壇蜜、子役のアナスタシアが舞台挨拶に登壇したほか、本人役で映画に出演しているフィギュアスケート選手のアリーナ・ザギトワからのビデオメッセージも到着した。
『ハチとパルマの物語 』レビュー
3月に都内で行われたアフレコイベントに出席した際には、イベント前に意気込んで映画にちなんでボルシチを作ったという壇蜜さんだが「ボルシチってウクライナ料理だったんですね…。すごくびっくりしました!」と苦笑い。この東京プレミアを前に「実家のロシアンブルーをなでてきました(笑)」と今回こそはしっかりとロシアにちなんだ行動(?)で気合を入れてきた様子。
映画について、これから鑑賞する観客に対して「基本、泣かせにきてます。相手は本気です。しかも日露合作ということで、寄ってたかってです」と警告! 「いろんな事情を抱えたいろんな人が苦難を越えていく――『あぁ、いま越えたな』というシーンが収まっていて、乗り越えた瞬間にいい具合に堂珍(嘉邦)さんの歌が入ってきます。乾いた心にしみこむような場面がたくさんあります」とアピールする。
出演していた壇蜜さん自身も、完成した作品を見て思わず涙腺が緩む瞬間があったそう。「空港で『何とかして助けてあげたい』というみんなの優しさが気持ちをひとつにするところはウルっときました。学校のイベントで、(人間)ピラミッドでは泣かないけど、三十人三十一脚で泣くタイプです。一丸となってみんな並んで走る、失敗しても頑張る…そうやって、一丸となってる姿にざわざわしました」と独特の表現で感動ポイントを明かした。