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3月21日(日)、愛三文化会館(愛知県大府市明成町1丁目330)もちのきホールにて開催中の【おおぶ映画祭2021】が最終日を迎えた。
この日上映されたのは、全国から集まった69本からのセレクト作品5本。

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【利用規約の男】

(14分)
監督:高島 優毅

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小野田は駆け出しの編集者。先輩の北村に呼び出され、差し入れを届けにマンションの一室を訪ねる。そこでは小説家・星が、締切に追われカンヅメとなっていた。
憧れの作家の執筆を生で見られると大喜びの小野田だが、北村に事情を聞いて愕然とする。星が書いているのは、小説ではないのだという――。

『消しかすの花』

(19分)
監督:小池 匠

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樹はイタズラ盛りの小学四年生。毎日消しゴムのカスを丸めて、こっそり先生の背中にぶつけては友達と笑い合っていた。
そんなある日、イタズラがばれて職員室に呼び出された樹は、思わず一緒にイタズラに興じていた友達の名前を言ってしまう。
楽しかった樹の日常は、その日を境に一変してしまう――。

キャスト:
陣慶昭、松瀬吹蕗、大沢凛、谷口侑人、巴山祐樹
監督:小池匠
原案:北林佑基
脚本:川滿佐和子、北林佑基

『捨てといて 捨てないで』

(30分)
監督:山口 森広

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ホテルで働く長澤ナナコは、客室清掃でゴミを判別することが大の苦手だった。
しかも、ナナコが清掃に入る部屋には、決まってゴミかどうか悩む物が落ちているのだ。
飲み残しの入ったペットボトル……錠剤のパッケージ……異臭のするガーゼ……。
捨てるべきか、捨てざるべきか……ナナコの決断はいつも外れ、今日も嫌味な支配人に叱責されるのであった――。

キャスト:
キキ花香、堀家一希、幸田尚子、異儀田夏葉、益山U☆G、高野ゆらこ、うらじぬの、下垣真香、伊藤俊輔、山口森広

脚本・監督:山口森広

2日目の舞台挨拶も、動画でレポートする。

この日の総合司会は、里中ユウスケさん。


『平成居酒屋~月の光~』

(35分)
監督:上島 大和

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様々な問題が山積する、日本。
だが、ここ平成居酒屋には、問題意識を持たない人々が集まってくる。
居酒屋には正体不明の男が常におり、客や従業員に現状を諭すのであった――。

キャスト:
ひと:みちゃん、三輪和音、牧野徹也、雷門幸福、林正弘、水野殖夫、みーさん、でん一徳

プロデューサー:上島大和
アシスタントプロデューサー:高橋ひとみ
監督・脚本・編集:上島大和

『かく恋慕』

(50分)
監督:菱沼 康介

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夫コウキがこっそり夜食にしようとカップ焼きそばを作りかけると、寝ていたはずの妻アリカがキッチンに飛び込んできた。
アリカは、凄く鼻が利く。真っ暗闇でかくれんぼをしても、匂いだけでコウキを見つけることが出来るほど。
ある夜、アリカの鼻は気付く。コウキの体の中から、嫌な匂いがすることに――。

キャスト:
手島実優、札内幸太、芋生悠

監督・脚本・編集・製作:菱沼康介
撮影監督:湯越慶太


【おおぶ映画祭2021】オーラスは、登壇した4監督のクロストーク。


一同は再会を誓い、【おおぶ映画祭2021】は幕を閉じた。

来年もまた、大府で映画に恋しよう。

春雨があがった帰り道、そう心に誓った――。

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