3月13日(土)14日(日)中部国際空港(愛知県常滑市セントレア1丁目)第1ターミナル 4階 イベントプラザにて、【セントレア空港音楽祭2021】が開催された。
「空港で音楽祭?」と不思議に思う方もいるかもしれないが、中部国際空港では「プロ・アマチュア混合、オールジャンル」をコンセプトに、2011年から空港音楽祭を開催している。
2020年は国内初の緊急事態宣言が出される直前、そして今年は愛知県に出されていた2度目の緊急事態宣言が解除された直後と、新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威をかい潜ってのライブイベントとなった。
さて、【セントレア空港音楽祭2021】3月13日(土)12:30より、ご存知FlyingDoctor(フライングドクター)のステージがあったので、レポートする。
フライングドクターは、セントレア空港音楽祭2016年オーディショングランプリを獲得しているのだ。
FlyingDoctor
うのいよ(unoiyo)
担当:鍵盤ハーモニカ・アンデス・カホン・ピアノ・アコーディオン・ウクレレ・パーカッションなど
ゆいぷ(yuipu)
担当:ヴァイオリン・ウクレレ・パーカッションなど
ちっきー(CHIKKY)
担当:ピアノ・アコーディオン・パーカッションなど
今回のステージも前回のライブ同様に、「感染防止対策モード」ということで楽器編成は控えめ。
だが、ソーシャルディスタンスが確保されていることで、マスク無しのステージは嬉しい。
愛の挨拶
目くるめく変拍子が楽しいアレンジは、タイトル通り、まるで様々な人に挨拶を交わしているよう。
最近オープニングに定着しているこの曲は、コロナ自粛期にも拘らずライブに足を運ぶオーディエンスへの、まさにドクターからの「愛の挨拶」なのかもしれない。
闘牛士の歌(『カルメン』より)
こちらも最近の定番曲、「丑年に因んだ、牛にまつわるクラシック」。
演奏を途切れさせずウッドブロックを手渡しする技は、まさにマエストロの腕前。
スター・ウォーズ
新しくアレンジしたバージョンを披露。
海外には行けないご時勢なら、星の世界へ行こう!
ワルツ オブ アンコ
三拍子で演奏されるアンパンマンのテーマで、これには会場のちびっ子たちもビックリしていた。
前の曲からの、「空」に因んだ選曲。
空飛ぶペンギン
「空」つながりの曲、その③。
やっぱり、クラシックやカバーだけでなく、オリジナル曲も聴かないと。
adventure birds
チャルダッシュ

CHIKKYも、うのいよも、ハンドクラップを促し、イベントホールは大盛り上がり!
フィドルと呼ぶべきかと思うほどの跳ね踊るようなバイオリンが素晴らしく、この曲も空をとんでいるようで、空港ライブを締めくくるに相応しい演奏だった。
この日のMCは、ハーさんこと河原龍夫さん。
ドクターの面々とも顔馴染みのハーさんは、ステージ転換の最中、メンバーたちとの軽妙なお喋りで客席を沸かせた。
ポップ・クラシック・カルテット、FlyingDoctor(フライングドクター)。
ライブパフォーマンスを取り巻く環境は引き続き厳しいものの、フライングドクターは配信にも力を入れている。
YouTubeチャンネル『STUdiO29』配信ライブは
4月4日(日)19:30〜
配信も、ライブも、FlyingDoctorのステージは、いつも新たなワクワクが溢れている――。
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