初長編『ヴァニタス』で【PFFアワード2016】観客賞を受賞した内山拓也監督は、King Gnu「The hole」のMVでも知られる、28歳の俊英。
11月27日(金)より全国ロードショーが始まった『佐々木、イン、マイマイン』は、『ヴァニタス』の主演・細川岳の原案で、内山監督と脚本を練った“20代の青春映画”。
インディペンデント映画にも拘らず、オーディションには総数1,200以上の応募があったという。
『佐々木、イン、マイマイン』ストーリー
故郷・甲府から上京した石井悠二(藤原季節)は、目指している俳優だけでは食べて行けず、冴えない日々を過ごす。元彼・ユキ(萩原みのり)とはとうに別れたはずなのに、ズルズルと同棲生活を続けている。
ある日悠二は同級生・多田(遊屋慎太郎)と再会し、佐々木(細川岳)のことを思い起こす。高校生の頃、悠二は多田、木村(森優作)と一緒に、佐々木とつるんでいた。「佐々木コール」が起こるとどこでも全裸になる佐々木は、得体の知れないパワーで周囲を魅了していた。
名が売れ始めた後輩・須藤(村上虹郎)の相手役として舞台に主演することになった悠二は、もう何年も会っていない佐々木に思いを馳せる。現在と同じように冴えない高校生活を送る悠二にとって、佐々木は掛け替えのない存在だったのだ。
あの高校時代から、10年が経とうとしていた――。
11月29日(日)、センチュリーシネマ(名古屋市中区栄3−29−1)で行われた、内山拓也監督、細川岳、萩原みのり、森優作の舞台挨拶をレポートする。
表に立ったら、自分で輝け!
『佐々木、イン、マイマイン』劇中の名台詞が、心を捉えて離さない。
あなたも、今すぐお近くの劇場で体験してほしい。
愛おしい、日々を。
愛おしい、時間を。
愛おしい、映画を――。
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