新型コロナウイルス(COVID-19)禍による二度の延期を乗り越え、9月19日(土)から開催された【おおぶ映画祭2020】。
20日(日)は、招待作品4本が上映された。
会場は前日と同様、愛三文化会館(愛知県大府市明成町1丁目330)。
上映作品のうち2本が、ワールドプレミア公開。
しかも、その内の1本は、市制50周年記念事業の一環として大府市で撮られた作品。
もちのきホールは、前売りだけでソールドアウトとなった。
コロナ対策で人数制限が布かれていたので、悔しい思いをされた方も多かったはずだ。
最終日の2日目も、国内作品はリモートを含め全作品の制作陣が登壇した。
『Judas Collar』
(監督:Alison James/15分)
セントキルダ映画祭 最優秀賞
大府市とオーストラリアのポートフィリップ市が姉妹都市である縁で、【おおぶ映画祭】とポートフィリップ市で開催される【セントキルダ映画祭】 は、交換上映を行っている。
『クレマチスの窓辺』
(60分)
※ワールドプレミア上映※
東京生まれ、東京育ちの絵里はストレスが溜まる都会での生活を一時抜け出して、一週間のちょっとしたバカンスをする。絵里はその街で生きている人々と交流し、癒されていく。
永岡俊幸監督
瀬戸かほさん(主演)
小山梨奈さん(出演/リモート)
里内伽奈さん(出演/リモート)
福場俊策さん(出演/リモート)
サトウヒロキさん(出演/リモート)
西條裕美さん(出演/リモート)
小川節子さん(出演/リモート)
しじみさん(出演/リモート)
『漂流ポスト』
(30分)
東日本大震災で親友の恭子を亡くした園美は、心のどこかで死を受け入れられずにいた。震災で亡くなった大切な人への想いを綴った手紙が届く【漂流ポスト】の存在を知った園美は手紙を届けようと考える。
清水健斗監督
『スイッチバック』
(大府市制50周年記念作品/105分)
※ワールドプレミア上映※
ワークショップをきっかけに集まった14歳の子供たち。様々な考えを持つ大人に翻弄されつつ街の歴史に触れ、変わりゆく街の景色を彷徨うなかで近くて遠い隣人を深く理解しようとする過程を描く。
岩田隼之介監督
山田将人コーディネーター
バット アルハムさん(出演)
向山チエミさん(出演)
内海紗花さん(出演)
シバタ ルアンさん(出演)
林田実樹さん(出演)
中村梨星さん(出演)
中村結愛さん(出演)
網岡諒真さん(出演)
廣瀬菜都美さん(出演)
市川智也さん(出演)
入江崇史さん(出演)
【おおぶ映画祭2020】最終日を飾ったのは、以上の4作品。
大府市制50周年記念事業によりもう一本撮られた、ドキュメンタリー映画『おっさんずルネッサンス』の予告編も公開された。
映画祭のクロージングは、招待作品監督によるクロストーク。
「映画と地域、映画の可能性とは」という、まさに【おおぶ映画祭】に、そして招待作品の内容に相応しいテーマだった。
永岡俊幸監督
清水健斗監督
岩田隼之介監督
尚、この日も満員の観客が足を運ぶ中、検温、消毒、換気、ソーシャルディスタンシング等、新型コロナウイルス対策には細心の注意が払われていた。
集合写真は極く短時間で執り行われ、撮影前後のマスク、フェイスシールドの着用は徹底されていたことをお断りさせていただく。
映画に恋する2日間は、こうして幕を閉じたのだった。
2021年の開催は、なんと半年後の3月を予定している【おおぶ映画祭】。
今度は早春の大府で、どんな出会いをみせてくれるのか、期待は膨らむばかりだ――。
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