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緊急事態宣言が解かれたと言うのに、まだまだ新型コロナウイルス(COVID-19)による自粛ムードが晴れない今日。
映画祭も中止・延期が相次ぐ現状、短い上映期間を狙って映画館に行かねば観られない映画が、数多存在する。

中川奈月監督が立教大学大学院の修了制作として撮り上げた『彼女はひとり』も、そんな一本だ。

しかも『彼女はひとり』は、4月にコロナの影響で、名古屋シネマテーク(名古屋市千種区今池)での公開が短縮されてしまった因縁の映画である。

6月27日(土)28日(日)の2日間、名古屋シネマテークでは『彼女はひとり』が特別リバイバル上映される。
初日舞台挨拶に登壇した中川奈月監督を、緊急レポートする。

『彼女はひとり』の完成には、指導教員の篠崎誠監督の存在が大きかったそう。
また、黒沢清監督など様々なメジャーシーンで撮影監督として活躍するカメラマン・芦澤明子氏との出会いが、作品の大きな契機となったとか。


そして、主演・福永朱梨、相手役・金井浩人の演技は、見ていて楽しかったという。


客席からの質疑応答では、次回作『夜のそと』についても言及。


今後の告知で、舞台挨拶は和やかに終了。


マスク着用、ソーシャルディスタンスに留意し、ロビーにてサイン会が行われた。

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6月29日(月)から7月1日(水)は『サクリファイス』(壷井濯監督)の上映となる変則スケジュールのため、『彼女はひとり』を観るには6月28日(日)が一先ずラストチャンスとなる。

中川奈月監督に、作品の見どころを語っていただいた。


ヒリヒリし、愚かしく、ゾッとさせられ、堪らなく愛おしい60分。

名古屋シネマテークで、澄子を抱きしめてほしい。

『彼女はひとり』

6月28日20:15〜 アンコール上映